がん講演会 開催報告 平成22年11月13日(土)

開催日時: 平成22年11月13日(土)午後2時~3時30分
開催場所: 福井県立病院 3階 講堂
演  題: 「上部消化管における鏡視下手術の最前線」
講  師: 藤田保健衛生大学病院 上部消化器外科 谷口桂三 先生
概  要:

今回は、各医療機関において実施件数が増加傾向にある鏡視下手術の現状についての講演を、県内のがん診療に携わっている医師、看護師、コメディカル等の医療従事者約60名の参加者にお集まりいただいて実施いたしました。 講師を務めていただいた谷口先生は、まず腹腔鏡下手術について、 ・開腹手術と違い、腹腔鏡下手術は直径12mmの小さな切開を数ヶ所開けるだけですむ ・特徴は、 ①低侵襲であり痛みが少ない ②拡大視効果 リンパ管なども明瞭に確認でき、術者にとって十分な視野の確保ができる また、開腹と比べて、 (1) 手術時間は長いが、痛み止めは少なくてすむ (2) 在院日数が短くなり、退院後患者の社会復帰も早い など、総合的に患者に優しい治療法であり、実施症例も急速に増えていることを説明されました。 続いて、腹腔動脈リンパ節郭清・再建の様子を映した動画を上映し、映像を解説しながら手術中の留意点について判りやすく説明されました。 また、次世代電気メスの使用、出血した場合の止血剤の使用や圧迫による方法など、鏡視下手術の実施が今後急速に増えていくことを見越した、手術の現場において必要な対応についても、具体的に言及されました。