リハビリテーション室

リハビリテーションとは…

 心や体の機能に問題が起こり生活上の支障が生じたときに、より良い生活が送れるよう、個人とその人が生活する環境を対象に問題の解決を支援することです。

全体紹介

 リハビリテーション室は理学療法士17名、作業療法士12名、言語聴覚士5名、看護師1名(平成28年4月現在)で構成され、急性期から回復期にある入院患者様に専門的なリハビリを実施できる体制を整えています。

 脳血管、運動器、呼吸器の疾患別リハビリに加え、心大血管リハビリ、がんのリハビリを実施しており、これらに専門的な資格を持ったスタッフ、研修を受けたスタッフを配置しています。そのため患者様の病態に適したリハビリを選択し提供することができ、自宅退院や社会復帰へのアドバイスを行っています。更に当院は回復期リハビリ病棟を設けており、急性期から回復期への繋がりが円滑となり、密な連携を図る事ができ、よりスムーズに自宅退院へと導いていく事ができます。

 また、よりよい医療サービスが提供できるよう、学会発表や研修会参加を行い知識・技術の向上に日々努めています。

リハビリスタッフ

専門資格

  • 心臓リハビリテーション指導士  5名
    心血管疾患、心臓リハビリに対する専門知識を持ち、運動に伴う循環動態の変化を考慮し安全かつ効果的に運動や生活指導を行います。
  • 呼吸療法認定士  5名 ・ 呼吸ケア指導士  1名
    病態、治療方法、治療機器、呼吸リハビリなど呼吸器疾患に対する総合的な専門知識を持ち、疾患の特性に応じたリハビリを行います。
  • 糖尿病療養指導士 (日本糖尿病療養指導士 1名、福井県糖尿病療養指導士 6名)
    高度で幅広い専門知識を持ち、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者様に指導します。
  • 専門理学療法士(神経系) 1名
    日本理学療法士協会が認定する、高い専門性(神経系)が認められた理学療法士です。
  • 認定理学療法士(脳卒中) 2名
    日本理学療法士協会が認定する、高い専門性(脳卒中)が認められた理学療法士です。
  • 認定理学療法士(脊髄損傷) 1名
    日本理学療法士協会が認定する、高い専門性(脊髄損傷)が認められた理学療法士です。
  • 認定作業療法士  2名
    日本作業療法士協会が認定する、高い専門性が認められた作業療法士です。
  • 中級障害者スポーツ指導員  3名
    地域における障害者スポーツのリーダーとしての役割を持ち、充分な知識・技術と経験に基づいた指導を行います。障害者スポーツのボランティアを行ったり、患者様が退院後にスポーツ活動の場が広がるよう情報提供を行ったりします。
  • ケアマネージャー  2名
    要支援、要介護認定を受けた方に介護サービスの調整を行います。介護サービスの情報提供、アドバイスをさせて頂きます。
  • 身体障害者ケアマネージャー  2名
    障害者総合支援法の下、障害を持つ方に介護サービスの調整を行います。介護サービスの情報提供、アドバイスをさせて頂きます。
  • 福祉住環境コーディネーター  10名
    高齢者や障害を持ちながら自宅退院を目指す患者様に対して、安全で快適な住環境を提案します。
  • 福祉情報技術コーディネーター  4名
    高齢者や障害を持ちながら自宅退院を目指す患者様に対し、コンピューターなどの機器の環境提案とその操作技術を教え自立をサポートします。
  • 学習療法士  2名
    認知症の患者様に対し音読と計算を中心とする教材を用い、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、日常生活動作の向上を支援します。
  • NST専門療法士  1名
    NST(栄養サポートチーム)は、患者様の栄養状態を改善し、疾患の治療効果を上げることを目的に、専門知識や技術を持った複数の職種(医師、栄養士、看護師、薬剤師、言語聴覚士、検査技師)が専門性を活かしながら、チームで患者様の栄養管理にあたります。主に静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する知識と技能を有した資格です。

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Ⅰ.中央医療センター

入院治療を行っている急性期・回復期の患者様に対しリハビリを実施しています。
診療時間 月~金曜日(日・祝日休み、土は回復期リハビリ病棟のみ実施)
     8:30~17:15
*  外来診療は行っておりません。

Ⅱ.こころの医療センター
 

脳血管リハビリテーション

 脳梗塞、脳出血などを中心とする脳血管障害、脊髄損傷などの中枢神経疾患、パーキンソン病などの神経難病や、筋ジストロフィーなどの神経筋疾患を対象とします。疾患により失われた機能の再獲得を目的とするだけでなく、残存している機能を活かして実用的な日常生活動作やその人らしい生活が行えるようにお手伝いしていきます。
 また上記疾患以外に、外科手術または肺炎等の治療時の安静によって生じる廃用症候群(使わない事で起こる二次的合併症)に対して、治療や投薬、看護と併用して行うことで早期の社会復帰を目指します。

脳血管リハビリテーション

 

運動器リハビリテーション

 骨折、変形性関節症、脊髄損傷、筋・腱・靭帯を損傷された患者様に対し、関節可動域の維持・拡大、筋力の増強、立ち上がりや歩行などの基本動作の練習、日常生活を自力で行うための更衣、食事、排泄などの動作練習を行います。また、水中トレッドミルを使用した水治療法や痛みの軽減、血液循環の改善、リラクゼーション等の目的で物理療法も行っています。
 当院の特徴としては、骨折などの手術後早期にリハビリを開始し、安静臥床によって起る筋力・体力の低下や関節拘縮の予防を行います。また、長期間のリハビリが必要な方には、地域連携先の病院でもスムーズにリハビリが続けられるように情報提供を行っております。

運動器リハビリテーション 運動器リハビリテーション

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呼吸器リハビリテーション

 肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、結核などの呼吸器疾患の患者様に対し、痰を出す練習、楽に呼吸をする練習、日常生活で息が苦しくならないように動く方法や息が苦しくなったときの対処法の指導などを行います。これら呼吸器疾患の患者様の多くは体力低下を来たしているため、患者様の状態に合わせ筋力トレーニング、歩行や自転車などの有酸素運動も行います。
 また、外科手術を控えた患者様に対し肺機能検査を行い、その結果に基づき器具を使用した呼吸筋トレーニング、有酸素運動などを指導します。呼吸機能の向上は手術リスクの軽減に繋がります。術後も早期離床・歩行をサポートし合併症の予防に努めます。

呼吸器リハビリテーション 呼吸器リハビリテーション
 

心大血管リハビリテーション

 心筋梗塞、狭心症、心臓手術後の患者様は心臓の働きが低下し、安静生活を続けたことによって、運動能力や体の調節の働きも低下します。退院してすぐには強い活動はできませんし、どの程度活動しても大丈夫なのかが分からない不安もあります。社会復帰の前に、低下した体力を安全なやり方で回復させ、精神面でも自信をつける必要があります。
 心臓病の患者様が、体力を回復し自信を取り戻して社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防し快適で質の良い生活を維持することをめざして、運動療法、患者教育、生活指導を行います。再発予防では原因となる動脈硬化の進行を防ぐことが大切であり、食事療法、禁煙と、運動療法が有効であることが分かっています。

 

摂食機能療法

 脳血管疾患や頭頸部のがん・外傷などにより口や喉に運動障害を生じ食べ物がうまく噛めない・飲み込めない・よくむせるといった様な食べる機能に問題のある方に対して摂食・嚥下訓練を行います。
 医師の指示のもと、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師が連携を取りながら、食事場面での姿勢・上肢動作・食形態の調整など各々の専門性をいかして総合的に評価・訓練を行います。
 当院ではNST(栄養サポートチーム)内に嚥下チームが発足し、医師・摂食嚥下認定看護師・言語聴覚士・管理栄養士等が共同して活動を行っています。主に嚥下カンファレンスや嚥下造影検査(透視下で飲み込みの状況を客観的に判断する検査)を積極的に行い、患者様の嚥下状態の把握や栄養管理状況、安全に食事が出来るような工夫の検討を行っています。

 

回復期リハビリテーション

 自宅や地域社会への復帰を目指す患者様のニーズに最大限対応できるよう、医師・看護師・ヘルパー・ソーシャルワーカーと共に、病棟専属のリハビリスタッフ(理学療法士4名、作業療法士4名、言語聴覚士1名)が協働してチーム医療を進めています。毎月、患者さんやご家族も参加して定期的なカンファレンスを個別に実施し、それぞれのケースに応じたリハビリの方向性や治療目標などを共有しながら生活の質の向上を目指しています。
 日常生活動作練習を中心に、個々への自主トレーニング指導、寝たきり防止や自宅復帰・職場復帰に必要な訓練を集中的に実施していきます。

回復期リハビリテーション  回復期リハビリテーション  回復期リハビリテーション
 

NICU

 NICU(新生児集中治療室)では、早産児のため低体重で産まれたお子様や新生児仮死のお子様、染色体の異常や呼吸循環器系の病気を持つお子様など、様々な新生児が集中治療・管理されています。また、全身状態が安定してくるとGCU(新生児治療回復室)に移り、自宅退院に向けての準備を進めていきます。
 リハビリスタッフは、姿勢や運動、哺乳などの評価を行いながら、ポジショニング(お子様が安定し、安心できる姿勢を保持するための援助)・運動発達支援(感覚運動経験を促す)・呼吸リハビリ・哺乳支援・家族指導(自宅退院後の運動や療育についてのアドバイス)を行い、早期介入を図っています。

 

がん患者リハビリテーション

がん患者リハビリテーション がんやその治療によって様々な障害が生じると家庭内での生活や学校や仕事復帰にあたって大きな障害となり、生きることの質(QOL)は低下してしまいます。早期のがんから緩和的治療が必要な患者様に対して、患者様の回復力やQOLを高めるためにリハビリテーションを行います。私たちはチームアプローチのもと、ひとりひとりの患者さんに寄り添ったプログラムを立案し、その人らしい生き方ができるよう、誠心誠意、全力を傾けて支援させていただきます。

Ⅱ.こころの医療センター
 

疾患別リハビリテーション

 こころの医療センターに入院中の患者様の中には、精神症状に加え、動きにくい、食べにくいなどの身体合併症を持つ方が多くいらっしゃいます。精神専門療法に身体的リハビリを加えることで、多彩な症状に対応し早期の社会復帰を支援します。
 患者様の状態に応じて理学療法、作業療法、言語聴覚を包括的に実施することで座る、立つ、歩くなどの動作の改善や、トイレ動作や食事動作、入浴などの日常生活動作の獲得を図ります。また、飲み込めないなどの嚥下機能の低下による誤嚥を防ぐために口の体操、食べ方や食形態の指導を行います。

 

精神科作業療法

 精神科作業療法とは、こころの病気をもった人たちが、作業活動や個別あるいは様々な人との関わりを通して、その人らしい生活が送れるように支援するリハビリテーション医療のひとつです。その人らしい暮らし方、生活のリズム作り、仲間づくりを支援し、仕事に必要な力を身につけます。

活動日時:月~金(祝日を除く)
  • 午前の部( 9:30~11:30)
  • 午後の部(13:00~15:30)
活動内容:
  • 生産的プログラム(製箱、就労準備)
  • 創作的プログラム(創作活動、料理、園芸、個別活動、病棟活動)

生産的プログラム

  • 運動プログラム(運動教室、リズム体操、病棟活動)

運動プログラム

  • その他プログラム(コーラス、カラオケ、DVD観賞)

精神科デイケア

精神科デイケア 精神科デイケアとは、リハビリテーション医療を目的とした通所施設のひとつです。グループによる活動を基本とし、こころの病気をもった人たちが、規則正しい生活リズムを身につけること、活動を通して基礎体力をつけること、人とのコミュニケーションを通して生活に広がりをもつこと、症状に対する不安や生活の問題を、身近な人に相談できることなどを目的に活動する場所です。

活動日時:月・火・水・木・金 
午前9時30分から午後3時30分

デイケア(6時間)、ショートケア(午前または午後の3時間)を選択できます。

 活動内容:疾患別心理教育、認知機能リハ、スポーツ、レクリエーション、創作活動など

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