心臓血管外科

最終更新日2017年1月4日

緊急連絡先

休日、夜間を問わずいつでもお気軽にご相談ください。24時間体制で対応いたします。

時間帯 連絡先
平日 代表(0776-54-5151)→ 心臓血管外科 西田まで
休日・夜間 代表(同上) → 救急部まで 心臓血管外科担当医に連絡が届きます

<福井県立病院>
住所:〒910-8526 福井県福井市四ツ井2-8-1
電話:0776-54-5151(代表)
FAX:0776-57-2945

心臓血管外科の紹介・特色

新着情報

2017年4月12日 スタッフ情報を更新しました。
2017年1月4日 診療実績を更新しました。
2016年7月 8日 研究会の写真を掲載しました。

当科の特色

身体に負担の少ない手術
  • 人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術
  • 自己弁を温存する弁形成術
  • 胸部および腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術 など
総合病院の強みを活かした治療、30の診療科による集学的治療
  • 循環器内科、脳神経外科との連携
  • 麻酔科医8名常勤。全身麻酔2500件/年以上!
  • 放射線科医6名常勤。血管内治療300件/年以上!
  • 腎臓内科医4名常勤。透析台数32台! など
    スタッフ、設備ともに充実しています。 慢性腎不全などの併存症のある方は特に安心して治療を受けていただけます。
金沢大学先進総合外科(旧第一外科)との強力な連携 
  • 福井出身である竹村博文教授による手術指導
  • 常に“先進的な”治療を取り入れ、診断・検査・治療を含めた“総合的”診療、最善の治療を提供

 当科の目標は,生涯に渡り長持ちするように,破綻した心臓血管の構造を修復することです。最大の手術効果を安全な方法で引き出すという方針で,日夜心臓血管外科の診療にあたっています。疾患としては,狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患,心臓弁膜症,先天性心疾患,大動脈瘤・大動脈解離,閉塞性動脈硬化症などがあり,年齢,重症度,緊急度を問わず幅広い術式にて対応させていただいています。

 効果的な質の高い手術を行うとともに当科が力を入れているのは,できる限り身体に負担をかけない,いわゆる低侵襲手術を行うことです。冠動脈バイパス術では,人工心肺を使用しないで行う心拍動下冠動脈バイパス術(オフポンプ)を低侵襲と位置付け,バイパスに用いる血管には長期開存が期待できる左右2本の内胸動脈を有効に使用することを基本とし,手術を行っています。その手術成績は安定しており,『日経病院ランキング 心臓病治療の実力病院』(2006年4月21日付 日本経済新聞社発行)では2002年から3年間の手術死亡率は1%以下で,冠動脈バイパス手術部門でバイパス手術上位病院にランクされました。

バイパス1

【オフポンプ冠動脈バイパス術】

左主幹部および3枝病変に対して両側内胸動脈を使用したオフポンプ冠動脈バイパス術 3枝を施行。左内胸動脈を左前下行枝に,右内胸動脈を左回旋枝に,橈骨動脈を右冠動脈に吻合した。

パイパス2

【オフポンプ冠動脈バイパス術】

3枝病変に対して動脈グラフトのみを使用したオフポンプ冠動脈バイパス術 4枝を施行。左内胸動脈を左前下行枝に,橈骨動脈を第一対角枝に,右胃大網動脈を右冠動脈と左回旋枝の2ヶ所に吻合した。

新聞

【新聞】(画像をクリックすると拡大します)

2009年7月5日の読売新聞にて,当科の心拍動下冠動脈バイパス術や内視鏡下血管採取の取り組みが紹介されました。

また弁膜症に関しても,自己弁温存術式やアブレーションデバイスによるメイズ手術を行っており,中・長期成績の改善のため努力を続けています。特に僧帽弁手術ではできる限り自己弁を切除せずに温存する,僧帽弁形成術を積極的に行っています。弁膜症はいまだ循環器医の手の出せない領域のひとつであり,外科医の責務は大きいと考えています。

【僧帽弁形成術】

僧帽弁閉鎖不全症に対して僧帽弁形成術を施行。

大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈疾患,閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患では,診断から治療・手術までのすべてを行っています。急性大動脈解離や大動脈瘤破裂などの急性大動脈疾患にも休日,夜間を問わず24時間体制で対応しています。外科治療だけでなく,カテーテル治療が可能な場合には放射線科と協力して血管形成術やステント留置術,血管塞栓術など,身体に負担の少ない治療を行っています。特に腹部大動脈瘤では,高齢者や手術のハイリスク症例を中心にステントグラフト治療を積極的に行っており,現在では腹部大動脈瘤のおよそ80%に同治療法を適応しております。また2013年2月より破裂性腹部大動脈瘤に対しても緊急ステントグラフト治療が可能になりました。

胸部大動脈瘤人工血管置換術

【胸部大動脈瘤人工血管置換術】

上行~弓部大動脈瘤に対して開胸による弓部大動脈全置換術を施行。

緊急大動脈手術

【緊急大動脈手術】

左:急性A型大動脈解離に対して弓部大動脈全置換術を施行。
中:急性A型大動脈解離に対して大動脈基部置換術(ベントール手術)を施行。
右:胸腹部大動脈破裂に対して胸腹部大動脈人工血管置換術を施行。

【胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術】

【胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術】

遠位弓部~下行大動脈瘤に対してステントグラフト内挿術を施行。
腋窩-腋窩動脈バイパスをあらかじめ作成している。

腹部大動脈ステントグラフト内挿術

【腹部大動脈ステントグラフト内挿術】

腹部大動脈瘤に対して低侵襲なステントグラフト内挿術を施行。

破裂性腹部大動脈瘤に対する緊急ステントグラフト内挿術

【破裂性腹部大動脈瘤に対する緊急ステントグラフト内挿術】

腹部大動脈瘤破裂に対して緊急でステントグラフト治療を行い,救命に成功した。

 

20150324news
【新聞】(画像をクリックすると拡大します)
2015年3月24日の県民福井にて、当科のステングラフトを用いた新しい大動脈瘤治療が紹介されました。

診療セミナー
 【研究会】
2016年5月13日に第1回福井血管疾患診療セミナーを開催しました.エコーを使った腹部大動脈瘤発見法について勉強しました。

近年,高齢化はもとより重症化が進み,糖尿病,腎機能障害,脳動脈硬化症など多くの合併疾患を有する方への手術が増えています。このため当院では総合病院としての利点を生かし,循環器内科や放射線科だけでなく,内分泌代謝科,腎臓内科,神経内科,脳神経外科ならびに麻酔科等と連携し,各分野での高い医療水準を提供させていただいています。今まで高齢,重症のため困難と言われてきた心臓血管外科手術もかなり安全に可能になりつつありますので,ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

対象疾患

①虚血性心疾患
狭心症、心筋梗塞,左室瘤など

②心臓弁膜症
大動脈弁狭窄症,大動脈弁閉鎖不全症,僧帽弁狭窄症,僧帽弁閉鎖不全症,三尖弁閉鎖不全症など

③不整脈
洞機能不全症候群,房室ブロック,心房細動,心室頻拍など

④先天性心疾患
心房中隔欠損症,心室中隔欠損症,動脈管開存症,ファロー四徴症など

⑤大血管疾患
大動脈解離,胸部大動脈瘤,腹部大動脈瘤,大動脈損傷など

⑥末梢動脈疾患
閉塞性動脈硬化症,バージャー病(閉塞性血栓血管炎),末梢動脈瘤など

⑦その他
心臓腫瘍,心内血栓,心タンポナーデ,収縮性心膜炎など

スタッフ

氏名(職名) 経歴 専門医・指導医,学会活動
西田医師
にしだ さとる
西田 聡
(常勤)
1996年 金沢大学先進総合外科
2001年 岡山大学心臓血管外科
2005年 インドネシア国立心臓血管センター小児心臓外科
2005年 東京医科大学心臓外科講師
2008年 現職

外科専門医
心臓血管外科専門医(修練指導者)
日本心臓血管外科学会国際会員
循環器専門医
胸部ステントグラフト指導医
腹部ステントグラフト指導医
血管内レーザー焼灼術実施医
ICD/CRT研修修了者


にしだ ゆうじ
西田 佑児
(常勤)
2003年 金沢大学先進総合外科
2004年 横浜栄共済病院心臓血管外科
2014年 医療法人社団高邦会 高木病院 心臓血管外科
2017年 現職

外科専門医
心臓血管外科専門医
脈管専門医
胸部・腹部ステントグラフ実施医
ICD/CRT研修修了者

saitouさいとう なおき
齋藤 直毅
(常勤)

 

2011年 金沢大学先進総合外科
2015年 富山赤十字病院心臓血管・呼吸器外科
2016年 現職
 外科専門医

takemuraたけむら ひろふみ
竹村 博文
(金沢大学教授)

1985年 金沢大学先進総合外科
1998年 ニュージーランドGreen Lane病院
2003年 岐阜大学高度先進外科学教授
2015年 金沢大学先進総合外科教授
日本外科学会指導医
日本胸部外科学会指導医
心臓血管外科専門医(修練指導者)
循環器専門医
国際心臓胸部外科学会 (faculty)
米国胸部外科学会(international member)
アジア心臓血管外科学会(active member)
欧州心臓胸部外科学会(active member)

施設認定

心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設
外科専門医制度修練施設
日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
胸部および腹部大動脈瘤ステントグラフト実施施設

週間予定

曜日
午前 外来
西田 (初・再診)
手術 外来
西田 (初・再診)
 西田 (再診)
手術 外来
西田 (初・再診)
午後 手術 手術 手術※

※毎月第1金曜午後はペースメーカー専門外来となっており,手術は行っておりません。

診療(手術)実績

(件数)
心臓血管外科手術実績 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
心臓・胸部大血管手術
(胸部ステントグラフト)
67 54(6) 87(18) 74(8) 84(11)
腹部大動脈瘤手術
(腹部ステントグラフト)
33(24) 51(40) 58(45) 54(31) 37(18)
末梢動脈手術 12 17 16 14 18
末梢動脈カテーテル治療 5 26 24 30 7
ペースメーカー手術 77 57 57 47 48
内シャント手術 120 160 141 144 177
下肢静脈瘤 37 50 50 57 48
その他 25 28 27 29 30
合計 376 443 460 449 449

医師紹介

外来担当医師表