消化器内科

消化器内科の紹介

消化器内科

消化器がん診療、内視鏡診療、肝疾患診療の三本柱

 スキルとヒューマニティーを追求し、地域高度医療のニーズにコミットします。

エキスパートを揃えた10名体制

 消化器内科は、平成30年度より常勤医10名体制で診療を行っています。当科は内科の中でも扱う臓器が最も多く、検査や治療手技も多岐にわたります。私たちはスキルとヒューマニティーを追究するとともに、消化器がん診療、内視鏡治療、肝疾患診療を診療の三つを柱に据え、それぞれの領域にエキスパートを揃えた診療体制を整備し、地域高度医療をリードすることを目標としています。

最適な集学的治療で予後改善

 全ての消化器癌は、外科や放射線科などからなる癌診療チームで症例を検討し、集学的治療を行います。手術の適応がない場合、QOLや栄養管理に注意しながら、化学療法や化学放射線療法で予後改善を目指します。陽子線治療に加え、平成28年には身体への負担が少ない次世代型放射治療器を北陸で初導入しました。また、緩和ケアセンターでも苦痛を和らげる全人的な医療を提供します。膵・胆道腫瘍、肝がんにおいても予後の生活を念頭に、最新・最適な治療を行っています。

最新の知識と技術で確実な治療

 平成29年度の内視鏡検査は、上下部消化管で1万件超。治療も上下部、膵胆管合わせて1,300件と県内トップクラスです。腫瘍診断は拡大内視鏡や色素内視鏡を用いて早期消化管がんを発見し、一括切除による確実な治療を目指しています。内視鏡的消化管粘膜下層剥離術(ESD)は平成29年度、食道・胃104件、大腸43件実施されています。炎症性腸疾患の診療ではクローン病70例、潰瘍性大腸炎220例の診療実績があります。日常診療では患者様の状態にあわせた治療を心がけ、生物学的製剤療法も積極的に行っています。

肝臓疾患をトータルマネジメント

 日本肝臓学会の認定施設として、軽微な肝障害からアルコール性肝障害、慢性肝疾患まで幅広く対応します。肝がんは、根本にある慢性肝疾患の治療も重要です。当院は肝疾患のトータルマネジメントが可能で、最新・最適な治療を提供します。発がんが高い、C型慢性肝炎に罹患した高齢者においてもほぼ100%のウイルス排除が可能です。肝臓癌の内科的治療も増えており、先進医療の陽子線治療件数も累計150件を超え、良好な成績が得られています。

肝臓専門医とチーム医療
肝炎から肝がんまでトータルマネジメント

経験豊富な肝臓専門医が積極的に肝炎を治療

 当院には4名の肝臓専門医がおり、『治せる病態はきちんと治す』をモットーに、2014年より300例以上のC型肝炎患者さんに対するDAA治療実績を積み重ねてきました。特に、これまで治療困難とされていた高齢者のC型肝炎治療にも積極的に取り組み、75歳以上の患者さんでも副作用をほとんど認めず、ほぼ100%のウイルス排除に成功しています。
 B型肝炎についても、肝臓以外の臓器に副作用を起こさないように改良された内服薬も登場しています。治療法の進歩により、治療の必要性の判定や治療方法の選択は多岐に渡り、経験豊富な専門医が担う役割が大きくなっています。

全診療科受診者を対象に院内肝炎スクリーニングを実施

 肝炎の治療が飛躍的に進歩する一方で、肝炎に関する検査や治療の進歩についての認知度の低さが、社会的問題としてクローズアップされています。
 当院は『肝炎を見過ごさない』姿勢でこの問題にも着手。2017年から当院の全診療科の受診者を対象に、院内肝炎スクリーニングの体制を設けています。血液検査で肝炎ウイルス陽性が指摘された場合、まず肝臓専門医が連絡を受けて専門的に治療の必要性や治療法の評価を行っています。1年間で約120人の新規肝炎患者さんに対し適切な検査や治療を提供し、良好な治療成績を得ることができています。

肝がんの治療設備を全て揃えエキスパートによる集学的治療を実施

 万が一、肝疾患に肝がんが合併してしまった場合でも、当院は肝がんに対するすべての治療設備(表1)に加え、それに特化した技術・知識・経験を持つエキスパートを有しており、『患者さんに最高かつ最後まであきらめない治療』を提供することが可能です。
 当院では、全ての肝がん症例の治療方針は、がん診療チーム(表2)で徹底的に症例検討を行い、ガイドラインを重視しつつ、根治性と低侵襲性に対して多方面から練り上げた集学的治療を実施しています。
 もちろん、肝がんの予後を改善するには、早期発見・早期治療とともに、基礎にある慢性肝疾患の治療も重要です。
 当院の肝臓治療は肝炎から肝癌に至るトータルマネジメントが可能であり、すべての患者さんに最新・最適な検査・治療を提供できます。肝臓が心配な患者さん或いは肝臓に異常を認めた患者さんがおられましたら、精査や治療の可否も含め消化器内科にご紹介頂きたいと思います。
 

 

医師紹介

外来担当医師表