呼吸器内科

呼吸器内科の紹介

呼吸器科

急性呼吸不全や重症肺炎に24時間いつでも対応

 緊急事態に迅速に対応し、快復後はかかりつけ医の先生方にお返しするように努めています。

 

がん病変診断率88.4%!

 呼吸器内科で診る疾患で最も多いのは肺がんです。充実した内視鏡室を3階健診センター内に有し、呼吸器内視鏡でのがん病変診断率は88.4%を誇ります。最新の放射線治療装置(True Beam)を有し、陽子線がん治療センターも併設され最先端かつ高精度な治療を行っています。
 平成30年からは肺がんに対する免疫+化学療法の治験も開始しております。充実した外来化学療法室と緩和ケア病棟を備え、安心して患者さんがご来院していただける体制を整えています。

 

感染症専門医2名の万全な体制

 当院は結核病棟、呼吸器疾患集中治療室、第1種・2種感染症病床を有し、常勤感染症専門医2名が重症から軽症の呼吸器感染症の患者さんに対して万全の体制で診療を行っています。
 地域の医療機関から緊急要請に対し、救命救急センター(ER)が24時間体制で迅速に対応し、患者さんや先生方のご期待にお応えできるよう最大限の努力をしています。

 

遷延する咳でお困りなら

 2週間以上続く咳嗽患者さんで治療の反応が悪い場合にはぜひ当科へご紹介ください。迅速な施行が可能な胸部CTに加え、呼気一酸化窒素ガス分析装置(NIOX VERO)を用いて、咳喘息、アトピー咳嗽の診断・治療も可能です。長期の経過観察と治療を必要とする喘息、COPDあるいは間質性肺疾患への対応も得意としています。

 

RCU、結核病床、第1種、2種感染症病床があります。

 当科は呼吸器集中治療室(RCU)を有しています。呼吸器状態が悪化すれば転室して通常の人工呼吸器に加えてマスク式陽圧人工呼吸(NPPV)を積極的に使用しています。このことにより、患者さんの苦痛軽減を図りながら、厳重な呼吸管理が行えます。さらに結核病床、第1種・2種感染症病床を持ち、専門的な診療を行っています。

 

CareからCureへ
進行肺がんの治癒を目指して

診断精度と組織採取を向上させ最新の薬物治療に対応

 日本のがん死亡原因トップである肺がんの治療が今、大きく変わってきています。20年前には進行肺がんは抗癌剤治療を行ってもわずか予後は8ヶ月で、不治の病でした。しかし、2002年分子標的薬イレッサ®の登場により30ヶ月まで予後が延長しました。この治療を受けるためには、がん遺伝子の検索が必須で、がん組織を十分量採取する必要があります。当科は最新の呼吸器内視鏡装置に加え、昨年秋に発売となった超音波気管支ファイバー(BF-UC290F)を今年度からいち早く導入し、診断精度と組織採取の向上を図っています。

 さらには、2015年にオプジーボ®に代表される免疫細胞のプレーキを解除する「免疫チェックポイント阻害薬」の登場によって、がんの進行を抑える(Care)のみならず、治癒(Cure)の可能性もみえてきています。
 

最新の治験(臨床研究)に参加

 2018年には、化学放射線療法後に、免疫チェックポイント阻害薬の治療を行うことや、既存の抗癌剤に免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせることで、治療効果をより高める手法も始まり、肺がんの薬物治療は日進月歩です。
 当科は現在、①ONO-4538非扁平上皮肺がんに対する多施設共同第3相試験、②非小細胞肺がんに対するアテゾリズマブの多施設共同試験(J-TAIL)、③シスプラチンを用いた化学療法実施時の腎機能低下に対するSPP-003第3相試験、④ONO-7643がん悪液質を対象とした多施設共同第3相試験などの最新の治験(臨床研究)に参加し、その一端を担っています。
 新規肺がん患者さんは2/3を地域の医療機関の先生方からご紹介いただいており、これからも益々の医療連携が必要となります。当院の肺がん治療は放射線・陽子線だけでなく、薬物治療も最新の治療を行っていますので、安心してご来院・ご紹介ください。

 

設備

呼吸器内視鏡設備が充実!

  • 各種気管支内視鏡
  • コンベックス走査式超音波内視鏡(EBUS ‐ TBNA)
  • 局所麻酔下胸腔鏡
  • 仮想気管支鏡ソフトウェア(BF ‐ NAVI)
  • 呼気一酸化窒素ガス分析装置(NIOX VERO)
  • 睡眠時ポリソムノグラフィー
  • 病棟でのグラム染色および生物顕微鏡

 

診療(手術)実績

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
新入退院患者数 1,042 1,020 1,149 1,278 1,326
平均在院日数 13.4 14.7 15.5 12.9 11.7
紹介率 95.8 101.3 121.1 126.9 115.3
逆紹介率 144.4 210.6 243.2 235 145.8
集中治療室入院数 39 30 29 34 30
緩和ケア病棟入院数 41 47 45 52 52
結核患者入院数
(確定のみ)
27 19 24 34 28
呼吸器内視鏡件数 184 147 250 251 279

呼吸器内科入退院患者の疾患別件数(主傷病で集計)

疾患別 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
肺がん等の悪性疾患 460 443 489 539 564
肺炎(誤嚥性肺炎を除く) 87 90 120 106 120
誤嚥性肺炎 44 49 65 68 56
間質性肺疾患 33 43 65 68 57
気胸 59 53 35 42 52
結核(疑いを含む) 25 26 27 37 34
非結核性抗酸菌症 24 13 23 26 34
気管支喘息 40 25 27 31 23
気道出血 13 6 6 16 15
睡眠障害 15 15 18 28 34
その他 242 249 274 317 337
合計 1,042 1,020 1,149 1,278 1,326

対象疾患名

肺がん・その他肺悪性腫瘍、気管支喘息、COPD、気管支出血、呼吸器感染症(肺炎、肺化膿症、膿胸など)、急性・慢性呼吸不全、遷延性・慢性咳嗽、抗酸菌症(肺結核、肺非結核性抗酸菌症など)、気胸・胸水貯留・胸膜疾患、間質性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群

 

施設認定

  • 日本呼吸器学会認定研修施設
  • 日本感染症学会認定研修施設
  • 日本呼吸器内視鏡学会認定研修施設

医師紹介

外来担当医師表