泌尿器科

泌尿器科の紹介

泌尿器科

経験豊富な医師が、各患者に最適な治療を提供

 胃・尿管・膀胱・尿道の尿路疾患、前立腺・精巣・陰茎等男性生殖器の疾患の治療を行います。

泌尿器科について
 泌尿器科は、泌尿器臓器である腎、尿管、胱、尿道の疾患と男性生殖器である精巣、精巣上体、精管、精嚢、前立腺、陰茎の疾患の治療を行なっています。特に当病院は癌治療の拠点病院であり、前立腺癌の動体追跡放射線治療を始め、高度な癌治療を行っています。

尿路結石症には緊急手術も
 症例数の多い尿路結石症に対しては、体外衝撃波結石破砕術、経皮的あるいは経尿道的内視鏡レーザー手術を積極的に行っています。他の医療機関から緊急例での紹介が多い、敗血症あるいはDICを合併した重症閉塞性腎盂腎炎に対しては、緊急外来において経尿道的尿管ステント留置や腎瘻造設などの迅速な尿路ドレナージを実施した後に、内科および救命救急センターとの密接な連携のもと集中治療室(ICU)での全身管理を行っています。
 
前立腺癌には陽子線治療が保険適応
 先進医療として施行してきた前立腺癌への陽子線治療が保険適応となりました。外来通院で1回治療時間も30分と短時間で、CT位置決めによる高精度治療計画を行っています。尿路系悪性腫瘍については新規抗癌剤(免疫チェックポイント阻害剤)を積極的に導入し、腎癌には切開創7cmのミニマム創での腎摘除あるいは部分切除術を実施しています。静脈腫瘍塞栓合併などの局所進行例も心臓血管外科の協力を得て積極的に手術を行います。
 

対応困難な難治症例に
他科との連携で治療に挑む

下大静脈腫瘍塞栓合併副腎癌と腎癌の治療
 他科との密接な連携で難治症例に対する外科治療を行うことが当科の特徴です。
 高度の脈管浸潤や肝臓など他臓器浸潤を合併した副腎癌や腎癌の進行例に対する外科治療は、泌尿器科だけでなく、肝胆膵外科と心臓血管外科の医師と協力して行います。
 症例1の右副腎癌症例は、下大静脈内腫瘍塞栓の他に肝への直接浸潤も疑われました。手術はまず肝臓外科医による肝部分切除を先行し、続いて泌尿器科医による腫瘍の後腹膜からの剥離を実施し、最後は心臓血管外科医と共同して下大静脈腫瘍塞栓部分を含めて腫瘍を一塊として摘出し、その後下大静脈欠損部分をパッチで修復するというものでした。

 症例2の右腎癌症例はさらに進行例で、下大静脈腫瘍塞栓が右心房にまで達しておりました。そのため、まず肝臓外科医が肝脱転により術野を十分に確保した後、心臓血管外科医が人工心肺下に下大静脈腫瘍塞栓の処理を行いました。その後泌尿器科医が加わり右腎と下大静脈腫瘍塞栓を一塊として摘出し、下大静脈の修復を施行しました。

 こうした進行癌症例を他科と連携して手術する体制が当院にはありますので、難治症例の患者さんを安心してご紹介・ご来院ください。
 
閉塞性腎盂腎炎の救急対応
 泌尿器科領域の緊急入院症例で多いのは、尿管結石などによる尿管閉塞から閉塞性腎盂腎炎を合併した症例です。敗血症性ショックの合併が多いことが特徴で致死率約2%とされています。閉塞性腎孟腎炎との診断がなされると、迅速に泌尿科医による手術室での尿管ステント挿入、あるいは従来から”腎瘻“と呼ばれている経皮的腎盂ドレナージを行います。さらに敗血症ショック合併例では手術室から集中治療室へ移し、全身管理を行います。このような症例は年間20例以上あり、手術室、集中治療室との連携が欠かせません。

平成31年4月より新体制に

 この4月より、福井大学泌尿器科教室から松田が当科に赴任し新体制となりました。新たな体制でこれからどのような治療が患者さんに提供できるか、私たちの今後の治療にご注目ください。

対象疾患名

閉塞性腎盂腎炎(複雑性腎盂腎炎)、腎盂尿管腫瘍、腎、尿道損傷、急性前立腺炎、前立腺癌、膀胱結石、腹圧性・切迫性尿失禁、急性精巣上体炎腎腫瘍、精巣腫瘍、腎外傷

施設認定

社団法人日本泌尿器科学会専門医基幹教育施設

医師紹介

外来担当医師表