平成29年度 福井県立病院 病院指標

はじめに
この病院情報(7つの指標)の公表については、平成28年度から、全国のDPC対象病院で開始されました。DPC(診断群分類)では、どんなご病気で入院し、どんな手術や処置を受けるかにより、全国共通のコードで分類しています。
次の7つの指標は、昨年度の当院の診療実績について、全国共通のルール(下記の集計条件)に沿って集計しました。
<集計条件>
・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者さんの診療実績です。ただし、入院後24時間以内あるいは生後7日以内に死亡された患者さんや、臓器移植を受けた患者さん等については、集計に含めておりません。
・10件未満の場合は、件数ではなく「-(ハイフン)」で表示しています。
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
患者さん用パスとは?
治療や検査の標準的な経過など、入院中の予定をスケジュール表にまとめた患者さん用の入院診療計画書です。
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 978 446 375 634 884 1147 2612 3012 2362 459

年齢階級別退院患者数
当院は、三次救急医療を担う救命救急センター、県がん診療連携拠点病院として先進的ながん治療を行うがん医療センター、全身の血管疾患を総合的に治療する脳心臓血管センターなど、県全域をカバーする基幹病院として高度な医療を提供しており、新生児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんの診療を行っています。
特に、リスクの高い出産や低体重で生まれてくる赤ちゃんの治療を行う総合周産期母子医療センターがあるため、0歳代の患者さんが多くなっています。
高齢化により、脳や心臓の血管の病気やがんの患者さんも多く、60歳以上の患者さんが全体のおよそ6割を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
一般内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 2.23 3.58 4.55% 44.95 パス
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病なし 22 1.50 2.66 0.00% 39.64
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし 17 1.94 4.01 0.00% 49.65
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 10 1.80 2.54 0.00% 57.10
180040xx99x0xx 手術・処置等の合併症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.74
救命救急センターはER方式(北米型救急)を採用していて、軽症から重症の患者さんまで診療しています。生命にかかわる重大疾患の疑いのある方を優先して診療するために、来院された患者さんにはトリアージを行い、診療の順番を決めさせていただいています。初期治療の後で入院が必要となった場合は専門科医師に連絡し入院加療を行います。精神作用物質(睡眠剤など)・薬物(アルコールなど)の過量服用時の意識障害、食物、薬物、蜂刺されなどによりアレルギー反応が激しく起こるアナフィラキシー、そして、明らかな骨折はなくても疼痛の著明な外傷などの患者さんに対しては救急医が主治医となり短期の入院加療を行うことがあります。多くの患者さんは2-3日の入院加療で退院されますが、病状の経過によってはより長い入院を要したり、人工呼吸などの処置が必要となって集中治療室(ICU)への転棟が必要な場合もあります。このような長期入院の患者さんには専門科医師が継続して治療を行うことになっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 125 9.64 10.61 5.60% 73.95 パス
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 97 8.43 8.73 0.00% 72.57 パス
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 58 8.14 9.06 0.00% 72.41 パス
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 58 7.38 7.87 0.00% 61.78 パス
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 8.58 8.98 0.00% 69.42
平成29年度に最も多く行われた治療は胆管内の結石や胆管腫瘍が胆管を閉塞することで起こる胆管炎や黄疸の治療です。良性疾患でも致命的な状態に陥ることもあるため、ほとんどの患者さんに緊急入院して治療を受けて頂いています。内視鏡的胆道ステント留置術などの内視鏡手術も緊急で受ける患者さんが少なくありません。術後も治療が必要な胆管炎や黄疸ですが、患者さんに早く元気になって頂き、入院期間が全国平均よりも短くなるように努力しています。次いで患者さんが多い治療は早期胃癌の治療です。早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術という治療で、粘膜の下にある粘膜下層を電気メスで剥離する方法です。術後の生活への影響が少ないことや、高齢の方が増加していることもあり、この治療を受ける患者さんのニーズは今後も続いていくものと思われます。当院では内視鏡治療技術が全体的に安定しており、現在では全国平均より短期間の入院になっています。3番目に多い患者さんは、虚血性腸炎で入院された患者さんです。ストレス社会を反映し、便秘などの症状が背景にあることが多く、今後も増加することが予想されます。そのため当科では効率よく退院できるようにパスを導入し全国平均よりも平均在院日数が短期間になっています。同じく3番目に多かった患者さんは大腸にできた袋状の突出部(憩室)に発生した炎症(憩室炎)の治療を受ける患者さんです。大腸憩室はかなりの頻度で見られ、症状を反復する患者さんもいるため、その数が多くなっていますが、早期退院ができるようにパスを導入しています。5番目に多い患者さんは手術した後の小腸の癒着などが原因で、腸が食餌でつまってしまう腸閉塞の患者さんです。この疾患は点滴しながらお腹を休ませるだけで良くなる患者さんから緊急手術をしなければ治らない患者さんまで幅広くおられますが、患者さん各々の状態を把握しながら外科医と緊密に連絡を取り合い適切な治療を行っています。当院では各科の連携がスムースであるために適切なタイミングで手術への判断ができており、平均在院日数は全国平均よりも短期間になっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺がんの薬物治療 106 10.19 11.99 0.00% 68.47 パス
040040xx9910xx 肺がんの検査 106 2.49 3.59 0.00% 71.77 パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎の診断・治療 71 22.41 19.65 9.86% 72.93
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 60 16.52 20.83 26.67% 83.78 パス
040040xx9905xx 肺がんの薬物治療・EGFR阻害薬など 39 17.10 18.99 0.00% 69.51
呼吸器内科では肺がん検査と薬物治療の患者さんが最も多くなっています。EGFRチロシンキナーゼ阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬などの新しい抗がん剤治療を積極的に使用しています。それだけでなく、陽子線治療等の最新の放射線治療装置を使っての放射線療法など、幅広い治療法を選択できることが当科の強みです。そのためには肺がんの診断を迅速に正確に行うことが最重要と考え、主な肺がん検査の気管支鏡検査を1泊2日入院で安全に行っています。難病である間質性肺炎の診療が次に多く、高齢化を反映して誤嚥性肺炎の患者さんも増えてきています。
循環器内科 脳心臓血管センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 145 18.59 17.71 14.48% 82.10 パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 144 3.33 3.03 0.00% 69.40 パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 128 5.45 4.62 2.34% 68.95 パス
050030xx97030x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 64 17.22 16.23 0.00% 66.52 パス
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 3.19 3.19 0.00% 71.75 パス
当院循環器内科では、狭心症に対しての心臓カテーテル治療(経皮的冠動脈形成術・ステント留置術)やカテーテル治療前後の心臓カテーテル検査で入院される患者さんが多い状況です。当院では、一次から三次までの救急患者さんを担当しており、当院へ緊急搬送された急性心筋梗塞の患者さんに対しても、昼夜をとわず緊急心臓カテーテル治療を行っています。また、高齢社会をむかえ、平均年齢も80歳を超えた後期高齢者の患者さんが益々多くなっている中で、心不全悪化による緊急入院の患者さんが増加していますが、出来るだけ在宅での治療が出来るよう、連携パスを利用して、スタッフ・御家族と話し合いながら入院治療を行っています。
腎臓・膠原病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 14.91 12.23 3.51% 59.40
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 15.31 17.71 0.00% 70.35 パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 19 13.21 12.34 10.53% 70.37 パス
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 18 18.11 17.16 0.00% 62.06
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 15.78 20.83 11.11% 87.89 パス
最も多い傷病名の分類は、慢性腎炎症候群、慢性間質性腎炎、慢性腎不全です。この中には幅広い患者さんが含まれていて、慢性腎不全の進行が速いために精査と加療を行う患者さんや、腎臓病の学習目的に入院する患者さんなど多くの腎臓病の患者さんが該当しています。自覚症状が乏しいことも多い腎臓病ですが、食事療法の導入や、薬物療法にて腎臓病が改善したり、病状の悪化を遅くすることが期待されます。2番目に多い患者さんは心不全での入院で、腎臓病に関連している心不全が多く、患者さんは薬物療法や食事療法などを受けています。3番目は、腎臓または尿路の感染症で、腎盂腎炎などで入院治療を要する場合です。4番目の全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患は、関節リウマチや、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、リウマチ性多発筋痛症など膠原病の患者さんです。初発のときや、コントロールが悪くなったときの入院です。この分野は、進歩が著しく、特に関節リウマチは寛解(症状が軽くなったり消えたりすること)することが多くなりました。膠原病は特に、肺疾患、循環器疾患、皮膚疾患など多くの合併症があり、総合病院の特徴を活かして他の部門の専門医と連携し、注意深く診療しています。5番目は誤嚥性肺炎で、高齢化に伴い嚥下がうまくいかず、肺炎をきたして入院となる患者さんも多くなっています。
内分泌・代謝内科
                           
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし85歳未満 61 13.90 14.27 0.00% 62.61
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし85歳未満 36 13.31 14.63 0.00% 62.00
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし85歳未満 16 11.06 11.16 0.00% 56.00
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 16 12.56 12.34 12.50% 68.56
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病あり85歳未満 14 13.43 15.87 0.00% 69.57
最も多い入院患者さんは、血糖を良くするために入院された2型糖尿病の患者さんです。最適の治療方法が決まって退院となった際には、近くのクリニックに通院して頂くようにお願いしています。インスリン治療で血糖値が安定した後、飲み薬となる患者さんもたくさんいます。治療のかたわら、患者さんが糖尿病の知識をたくさん学んで頂けるよう、多くの医療スタッフが支援させて頂いています。また、当院には、糖尿病教育入院があり、血糖コントロールや合併症の検査だけでなく、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師等がチーム医療を行い、患者さんとともに、患者さんの生活に適した治療を考えるようにしています。尿路感染症で入院される患者さんを当科で担当することもあります。
血液・腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 (ビダーザ点滴を受ける方) 63 9.41 10.60 0.00% 71.35 パス
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群(ビダーザ点滴と輸血を受ける方) 55 12.69 21.28 1.82% 72.29 パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 (化学療法を受ける方) 55 18.00 16.48 1.82% 71.62 パス
130010xx97x2xx 急性非リンパ性白血病(化学療法を受ける方) 51 36.55 40.97 1.96% 46.43 パス
060050xx0300xx 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法 21 7.33 8.43 0.00% 73.10 パス
血液・腫瘍内科で最も多く入院される患者さんは骨髄異形成症候群に対してビダーザという化学療法を受ける患者さんです。ビダーザは骨髄異形成症候群に対する治療効果が骨髄移植以外で唯一証明されている治療です。骨髄移植が適応とならない70歳以上の方には原則として本治療が選択されます。1回あたりの時間は30分程度と短いのですが、1週間連続しますのでこの期間は入院していただきます。入院期間中に輸血を受けて頂く方もいます。
2番目に多い患者さんは非ホジキンリンパ腫に対してリツキサンという薬剤を含む化学療法受ける患者さんです。リツキサンは腫瘍細胞を特異的に破壊する分子標的薬剤で、抗がん剤と組み合わせることで治療効果が改善してきました。2018年から濾胞性リンパ腫という非ホジキンリンパ腫の一種に対してはリツキサンよりも優れた治療効果を発揮するオビヌツヅマブが認可されたのでさらに治療成績の向上が期待できます。多くの方で1回3週間の治療を6-8回反復するため、治療期間はおよそ半年になります。副作用が不安な方は各治療ごとに特に注意するべき時期だけ入院していただくこともできますが、多くの場合は外来通院で治療を受けていただくことが出来ます。
3番目に多い患者さんは急性非リンパ性白血病に対して化学療法を受ける患者さんです。強力な抗がん剤を用いるため、感染症をはじめとする副作用が多く出ることが予想され、原則的には無菌室での入院や小児の面会制限などの厳重な管理が必要になります。
肝細胞がんに対するラジオ波焼灼療法による治療を得意としています。体位変換や人工胸水、人工腹水などによる工夫で治療による合併症の危険を減らすことができ、他院ではラジオ波焼灼療法ができないと判断された患者さんでも、再評価後に治療可能と判断して治療を行う患者さんもいます。ラジオ波焼灼療法は大腸がんや胃がん、カルチノイドなどの肝転移に対しても積極的に施行しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 61 14.02 16.38 22.95% 71.46 パス
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 23 14.61 16.51 39.13% 78.22 パス
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 22 9.59 16.95 0.00% 64.91
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 10.76 9.99 0.00% 37.59
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 19.33 20.83 25.00% 84.83 パス
脳神経内科に入院される患者さんの約半数が脳血管障害の患者さんです。そのほとんどが脳梗塞の方になります。脳梗塞の急性期治療を終えられた患者さんは、症状が軽い方はご自宅へ退院されています。麻痺等の症状がある方はリハビリ病棟へ移られ、リハビリを行っています。当院の回復期リハビリ病棟へ移られた患者さんはこのデータの中には含まれていません。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 60 5.58 5.70 0.00% 3.35 パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 6.54 6.18 1.75% 0.00
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 56 5.34 5.94 0.00% 1.43
100380xxxxxxxx 体液量減少症 54 4.04 9.16 1.85% 5.02
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2あり 47 4.53 17.27 0.00% 11.89
本院小児科病棟は年間1,000人をこえる小児急性疾患の患者さんの入院を受けいれています。その中でも多い患者さんは肺炎、気管支喘息などの呼吸器疾患や感染症に伴う脱水症のお子様です。人工呼吸器管理が必要な重症のお子様たちの管理を行い、急に呼吸症状が悪化したりする場合の入院や、レスパイト入院も行っています。また、総合周産期母子医療センターに1年に170人前後の低出生体重児や、ハイリスク新生児の入院を受け入れており、退院後の発育発達の支援もおこなっています。
外科・がん医療センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 137 6.36 7.40 0.00% 60.08 パス
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 74 4.85 5.56 0.00% 30.26
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 63 15.13 17.27 4.76% 67.84 パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 62 9.71 12.35 0.00% 68.69 パス
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 53 12.72 15.61 0.00% 73.11 パス
当院では入院後、速やかに回復・退院していただける患者さんが多く、その結果、上記のいずれの疾患群の患者さんも入院期間が全国平均より短くなっています。疾患群別にみてみますと、当院では救急医療に積極的に取り組んでいるため、急性の胆のう炎や胆石発作で入院される方が多い状況です。虫垂炎は小児から高齢の方まで幅広い世代の方が罹患し、緊急手術になりやすい疾患ですが、虫垂炎の状況や患者さんのご希望により、手術ではなく、抗生剤治療から開始することもあります。抗生剤治療ではなく、手術になった場合でも、炎症が高度でなければ、腹腔鏡下手術により臍部の小さな創だけで終わる場合がほとんどです。がん治療は、原則、手術が主な治療法ですが、がん種やがんの進行状態によっては、抗癌剤治療や(陽子線治療を含む)放射線治療に重点を置いた治療を行うこともあります。大腸がん、胃がん、あるいは、肺がんの患者さんには、安全性やがんの根治性に問題がない限り、腹腔鏡や胸腔鏡による手術を行い、患者さんの負担軽減に努めています。当院では、肝がんや膵がん等の患者さんも、安全性や根治性などの面で厳格な条件を満たしていれば、腹腔鏡による手術を行って、多くの患者さんの負担軽減に努めています。
心臓血管外科 脳心臓血管センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 4.92 8.50 12.00% 72.92 パス
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 24 15.46 17.95 8.33% 74.50
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 23 11.87 12.51 0.00% 79.87 パス
050163xx02x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2なし 16 15.06 17.76 6.25% 68.69 パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 10 4.40 11.21 0.00% 76.70 パス
当院の心臓血管外科は多種多様な心血管病の診断と治療を担当しています。特に急性心筋梗塞や急性大動脈解離、大動脈瘤破裂といった緊急性のある疾患については循環器内科と緊密に連絡を取り合い、24時間体制で対応しています。特徴として、質の高い手術を行うとともにできる限り体に負担をかけない、いわゆる低侵襲手術を行うことに力を入れています。人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術や自己弁を温存する弁形成術、大動脈瘤に対するステントグラフト治療がその代表です。当院は福井県内で唯一の胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医が在籍する施設です。
上記の1位は内シャント設置術、2位は急性大動脈解離(スタンフォードB型)に対する降圧療法、3位は腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術、4位は腹部大動脈瘤人工血管置換術、5位はペースメーカー移植術に該当します。欄外となりますが、冠動脈バイパス術や心臓弁膜症手術、胸部大動脈瘤に対する人工血管置換術・ステントグラフト内挿術も上位にランクされています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 139 25.10 27.09 93.53% 82.24 パス
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術等 77 9.86 10.54 9.09% 52.00 パス
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 55 3.22 5.21 5.45% 31.95 パス
070343xx02x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 内視鏡下椎弓切除術 手術・処置等2なし 38 10.45 11.90 2.63% 69.71 パス
160740xx97xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病なし 32 3.47 5.16 0.00% 11.63
整形外科で1番多い傷病名の分類は大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭挿入術です。この骨折は高齢の方の代表的な骨折であり、寝たきりにならないようにほとんどの患者さんに手術治療を行っています。福井県では多くの医療機関が連携した大腿骨頚部骨折地域連携パスを運用しており、当院は手術を担当する急性期病院となっていますので、術後90%以上の患者さんは地域連携パスを用いて回復期病院へ転院して頂き、継続的にリハビリを受けて頂いています。2番目に多い傷病名の分類は腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下椎間板摘出術です。当院には脊椎内視鏡下手術の専門医が常勤しており、腰椎椎間板ヘルニアはもちろん、4番目に多い脊柱管狭窄症に対する内視鏡下椎弓形成術も含めて様々な脊椎疾患に対して積極的に内視鏡下手術を行っています。術後創部痛が少なく、回復も早いのが特徴であり、年々患者さんが増えてきています。3番目に多い傷病名の分類は前腕骨折の手術ありですが、その多くは手関節近くの骨折です。術後特に問題なければ数日で退院可能です。5番目に多い傷病名の分類は肘関節周辺の骨折・脱臼の手術ありですが、肘関節周辺の骨折は小児に多く、その場合ほとんどが緊急手術の対象となります。当院では小児の肘関節周辺の骨折の場合、ほとんどが受傷当日に手術を行っていますので、翌日には退院可能です。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 20 3.65 5.60 0.00% 27.25 パス
090010xx05xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき) 乳房(再建手術)の場合等 15 7.07 8.02 0.00% 47.20 パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 4.86
100100xx97x0xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2なし 25.98
140210xx01xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 3.79
当科では、皮膚や皮下のできもの(腫瘍)、あざ(母斑)、怪我(火傷、擦り傷、切り傷など)、皮膚や軟部組織の癌やそれに対する再建、顔面の怪我(骨折など)、手のできものや怪我(腱損傷、神経損傷、血管損傷、指の切断など)、先天性の外表の異常(耳や指の形態異常など)、眼瞼下垂、傷跡(醜状瘢痕やケロイドなど)、床ずれ(褥瘡)などの患者さんを治療しています。上記の表で第1位となっている顔面損傷では、鼻骨骨折が多く、入院の上「鼻骨骨折整復固定術」を行っています。原則として手術は全身麻酔下に行っており、入院が必要となります。多くの場合、2泊3日の入院となります。2位の乳房の悪性腫瘍では、入院の上、「ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)」を行っています。乳腺外科で乳腺切除と組織拡張器挿入が行われ、十分に乳房皮膚が伸展された時点で、組織拡張器を取り出し、シリコンインプラント(ゲル充填乳房)を挿入します。1週間程度の入院が必要となります。3位の骨軟部の良性腫瘍では「皮膚、皮下腫瘍摘出術」が多く、小さなお子さんや、大人であっても大きなできものや深部にあるできものに関しては、全身麻酔下に手術を行うことになり、入院が必要となります。比較的小さなできものに関しては2泊3日、大きなできものに関しては1週間程度の入院となることが多いです。
脳神経外科 脳心臓血管センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 66 4.50 7.34 7.58% 47.38
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 7.71 9.68 10.17% 70.39 パス
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 16.41 21.36 44.44% 70.41 パス
010040x199x01x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 15 26.07 34.28 86.67% 78.93
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 13 3.92 3.25 0.00% 68.31
当院は福井県内における3次救急病院に指定されていて、重症で緊急手術を必要とする頭部外傷の患者さんが多く救急搬送されます。全身多発外傷や高齢の方さらに合併症をもつ患者さんが多く、救急救命医を中心に他科の医師と協力して総合的に加療しています。脳内出血で搬送される患者さんの多くに、近年、内視鏡を用いて小さな侵襲で血腫除去を行っています。脳梗塞の患者さんは急性期であればtPA静注による血栓溶解療法を施行し、再開通しなければ引き続きカテーテルによる血栓除去術を積極的に施行し、脳梗塞に陥る前に血行再建を図るようにしています。後遺障害が残った脳卒中患者さんには、福井県脳卒中地域連携パスを使用して、早期に地域の回復期リハビリテーション病院、あるいは院内のリハビリテーション科へ転院/転科していただき、早く社会復帰をして頂けるよう、努めています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 39 8.00 8.95 0.00% 69.72 パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 23 8.43 11.73 0.00% 61.35 パス
080190xxxxxxxx 脱毛症 3.60 パス
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし 29.24
070395xx970xxx 壊死性筋膜炎 手術あり 手術・処置等1なし 36.67
診断群分類上位2つの診断群は、疾患の特性もあって、緊急入院のことがほとんどです。全国データと比較して当院での平均在院日数は短い傾向にありますが、検査や治療は十分に行っています。診断群分類下位の重症患者さんの群は、入院加療が可能な施設が限られていますが、全国データと比較して遜色ない成績です。なお、当科の皮膚疾患の診療においては、 手術も含めて外来診療を基本としています。
乾癬に対しては外用療法で効果不十分な場合は内服薬や光線療法を行い、さらに重症例では生物学的製剤を導入することもあります。
その他の疾患においても、総合病院の特色を活かし、他科との連携も図りながら、最新最高の医療を提供できるように努めています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 53 8.25 7.31 1.89% 75.40 パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 38 7.13 12.34 5.26% 67.45 パス
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 32 6.75 8.94 0.00% 70.00 パス
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 23 11.48 9.73 0.00% 73.39 パス
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 22 5.86 5.75 0.00% 62.27 パス
当院は、都道府県がん診療連携拠点病院であり、泌尿生殖器の悪性腫瘍の診断治療を最も重視しています。また、急性期医療を行っており、多くの急性期尿路性器感染症の患者さんを治療しています。尿に血が混じる、あるいは、尿の出が悪くなったなど、何か心配なことがありましたら、かかりつけ医と相談の上、当科に受診してください。
産科・婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎盤の異常等により帝王切開が必要になる疾患 71 10.13 9.75 0.00% 33.13 パス
120060xx01xxxx 子宮筋腫等で子宮全摘術等が必要になる疾患 54 9.26 9.91 0.00% 44.02 パス
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 50 30.24 20.41 0.00% 32.14
120140xxxxxxxx 流産 50 2.64 2.43 0.00% 34.48 パス
120070xx02xxxx 腔鏡による手術が必要な子宮付属器の疾患 43 6.42 6.37 0.00% 46.86 パス
県内の出生数は減少していますが、高齢妊娠などで合併症妊娠が増加し、元気な赤ちゃんを出産して頂くために帝王切開が必要になる妊婦さんが増加しています。当院は総合周産期母子医療センターを併設しているためハイリスク妊娠が多く集まり、そのため全分娩に占める帝王切開率が約30%となっていますが、ほとんどの方が元気な赤ちゃんを出産されています。また同じように切迫流産、切迫早産、早産の方も当院に紹介入院されることが多くなっています。出来るだけ妊娠を継続して頂けるようにセンターで治療を行います。また、子宮筋腫などで子宮を摘出する手術には、お腹を10cm程度切開し子宮を摘出する方法(腹式子宮全摘出術)、お腹に一切傷をつけず膣から子宮を摘出する方法(腟式子宮全摘出術)、下腹部に2-3カ所小さな穴を開けそこから内視鏡カメラや鉗子を挿入し、最後は膣から子宮を摘出する方法(腹腔鏡下腟式子宮全摘出術)があります。いずれを選択するかは子宮の大きさ、癒着の程度、過去の経腟分娩の有無などを参考に患者さんと相談しながら決めています。子宮付属器とは子宮の両側にある卵巣と卵管のことですが、このうち、卵巣は女性の体中で最も腫瘍(おでき)の種類が多い臓器です。がんの様なものもありますが、頻度は低く、皮様嚢腫(卵巣内に脂肪や毛髪がたまるもの)、子宮内膜症性嚢胞(卵巣内にチョコレート色の血液がたまるもの)、そのほか唾液のような粘液がたまったり、尿のようなさらさらした水がたまるものなど良性腫瘍が多く見られます。これらの多くは薬物では完治しないので、腹腔鏡を用いて病巣部だけ摘出したり、あるいは、片側の付属器全部を摘出します。腹部をほとんど切開しないので痛みも軽度で入院期間も短くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 14 5.79 7.31 0.00% 70.79 パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 11 2.73 3.29 0.00% 74.00 パス
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼 7.96
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 6.63 パス
020200xx9711xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり 9.54
網膜硝子体疾患(黄斑前膜、黄斑円孔などの黄斑疾患あるいは、裂孔原性網膜剥離や糖尿病網膜症など)の手術が上位となっています。広角眼底観察システムを用いた極小切開硝子体手術を導入しており、患者さんの負担を少なくすることで、早く退院して頂けるように心がけています。眼瞼下垂など、眼形成手術についても積極的に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 68 5.04 5.48 0.00% 41.40
030428xxxxxxxx 突発性難聴 34 7.85 9.18 0.00% 60.53
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 31 5.16 7.23 0.00% 53.68 パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 23 10.35 8.01 0.00% 18.78
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 21 5.29 5.15 4.76% 68.43
扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、あるいは、急性咽頭喉頭炎の患者さんには、薬の治療だけで済む方から、気管切開、集中治療室での治療を要する重症の方までおられます。正確に評価し適切な治療を迅速に行っています。
突発性難聴は突然耳が聞こえにくくなる疾患です。発症後なるべく早く治療を始めるようにします。
慢性副鼻腔炎に関しては、投薬や手術方法がめざましく進歩しています。内視鏡下に精密な手術を実施しています。
扁桃、アデノイドの慢性疾患に対しては、安全で適切な扁桃摘出術などを行っています
前庭機能障害と呼ばれるめまいの症状を生じる疾患には、メニエル病など内耳の障害、脳梗塞などの脳の障害、不整脈や心不全などの循環器疾患など様々な種類があります。各専門科と協力し正確な診断、治療を行っています。
核医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100020xx99x2xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 6.51 パス
100020xx99x5xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 8.70 パス
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11.14
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17.71 パス

核医学科では様々な種類の放射性物質を用いた放射線治療(標的アイソトープ治療)に積極的に取り組んでおります。当該治療を専門とする放射線治療医が専任で治療を行っており、県内外から広く患者さんを受け入れています。標的アイソトープ治療に特化した専門医や設備を有する医療機関は全国的にも希少であり、最先端の治療にいち早く対応できる体制が整っているのが当院の特色です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 147 22 19 65 41 UICC第7版
大腸癌 65 56 38 40 22 1 UICC第7版
乳癌 60 39 18 1 UICC第7版
肺癌 124 25 78 160 199 1 UICC第7版
肝癌 22 20 13 14 66 1 UICC第7版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
福井県立病院は都道府県がん診療拠点病院として、多くのがん患者さんの治療を行っています。上記の表は、”のべ入院数”を示しています。一人の患者さんが複数回入院された場合には、それぞれを一人として計算していますので、実際の患者さんご本人の数と比較して多くなっています。年間では胃癌、大腸癌で約200名、乳癌約150名、肺癌約400名、肝臓癌約50名程度の初発患者さんの受け入れを行っています。

病期(Stage)別の患者さんの数、分布は、施設の性質で大きく異なります。一般的に胃癌や肺癌ではがん検診や人間ドックが普及し無症状で発見される早期(Stage I)の患者さんが全国的にも多い傾向にあり当院も同様です。一方大腸癌は進行期で発見される患者さんも多く、乳癌も進行期の患者さんが少なくありません。当院は救急外来を受診する患者さんが多いのが特徴で、救急受診から入院となる患者さんは全入院の40%程度にまでなります。がん患者さんで救急部を受診され入院となる患者さんは、症状が出現した進行期の例が多く肺癌あるいは胃癌で進行期(Stage IV)の患者さんが多くなっている原因です。

進行した段階で発見される癌は、根治(がんを完全に治す)する事は難しく、治療法の選択も狭まり、また治療自体も長く、辛いものになってしまいます。日頃から生活週間の改善を心がけ、がんが発見された場合でも早期の段階で治療が受けられるよう、がん検診や人間ドックを定期的に受けるようにしましょう。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 48 7.73 56.71
中等症 137 13.62 78.27
重症 16 14.06 82.19
超重症 16 17.56 82.13
不明
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。成人市中肺炎のなかでは入院適応となる中等症患者さんの入院が最も多い状況です。軽症から中等症、そして重症へと病気が重くなるにつれて、治療に日数がかかり、平均年齢が高くなる傾向となっています。
肺炎で亡くなられる方の96.5%は65歳以上の高齢の患者さんで、重症化する前の早期発見、早期治療が非常に大切です。咳や発熱、呼吸困難などの症状がありましたら、早めにかかりつけ医を受診してください。肺炎兆候がありましたら紹介医を通じて呼吸器内科で対応させていただきます。また、当院救急外来は24時間対応を行っています。さらに当院は呼吸器疾患集中治療室(RCU)を有していますで、超重症肺炎にも十分に対応可能です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 231 28.99 75.93 35.68%
その他 10 30.40 72.20 1.24%
脳梗塞の患者さんについては、主に脳神経外科と脳神経内科で診療に当たっています。また、リハビリは回復期リハビリ病棟で行っています。
当院は高度急性期病院であるため、発症3日以内の急性期の患者さんが9割以上を占めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 344 0.02 1.03 0.00% 67.04 パス
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 97 1.00 6.40 0.00% 72.70 パス
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 81 2.91 7.35 6.17% 70.62 パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 67 2.85 11.61 13.43% 79.09 パス
K654 内視鏡的消化管止血術 62 1.40 11.10 4.84% 70.47
大腸内視鏡検査の普及に伴い、大腸ポリープや大腸腫瘍性病変が発見されることが多くなっていることに加え、食生活の欧米化に伴い大腸腫瘍性疾患の患者さんが増加しています。これらの病変に対する治療としての内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術を受ける患者さんが当科で最も多くなっています。早期発見、早期治療により進行大腸癌の予防ができることから、今後も増加していく治療であると思われます。次に多いのは、早期胃癌の治療としての早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術です。内視鏡検査の精度向上により、内視鏡手術で治療が可能なうちに、早期に胃癌病変を発見できる患者さんの数が増えてきているためです。術後の生活への影響が少ないことや、高齢の方が増加していることもあり、治療を受ける患者さんのニーズはしばらく続くものと思われます。また、当院の特徴として、救急外来より胆管炎や閉塞性黄疸で緊急入院される患者さんが多い状況にあります。胆管炎や閉塞性黄疸は胆管内の結石や腫瘍が胆管を閉塞して起こす病気であり、詰まってしまった胆汁を元通りに十二指腸に流れるようにする治療が内視鏡的乳頭切開術や内視鏡的胆道ステント留置術です。患者さんの状態が安定してから治療することもありますが、どうしても緊急に治療しなければならない場合もあります。この治療の際には結石に対する手術を施行する場合もあり、患者さんの状態によっては術前・術後とも入院日数が長くなることがあります。胆管にステントを留置したり、胆管内の結石を取り出すためには、胆管の出口である十二指腸乳頭部の切開が必要です。当院ではクラッシャーといった石を砕く道具を使う患者さんよりも、バルーンというカテーテルの先についている風船で10mm以下の結石を掻き出す患者さんが多い傾向にあります。一方、高齢化社会のなかで狭心症や不整脈、脳梗塞に対し血液をさらさらにする薬を内服している患者さんが増加しています。当科では救急患者さんを多く受け入れていることもあり、出血性胃十二指腸潰瘍に対して緊急内視鏡治療を行う患者さんも少なくありません。これらの患者さんはヘリコバクターピロリ陽性の方が多く、潰瘍が非常に出来やすい状態であるため、今後もしっかり対応していかねばならない疾患と考えながら、診療を行っています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K509-3 放射線マーカー留置術
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術)
K654 内視鏡的消化管止血術
K539 心膜切開術
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満)
呼吸器内科では肺癌患者さんが数多く来院され、検査・治療を受けています。肺癌患者さんでは、心臓の周りに液体がたまることで心臓の動きが著しく制限されることがありますが、この場合には緊急で心臓の膜を切り開く手術が必要となります。このような状況になった場合でも、当院には心臓血管外科医がおり、迅速に手術を行うことができます。さらに当院は最新の放射線治療装置を有しており、気管支鏡を使って肺癌の周囲に1mm大の金球を留置して目印にすることで、呼吸で動いてしまう肺に対しても正確に放射線を照射することができます。治療期間は3週間程度となっています。次いで多いのが喀血・気管支出血ですが、大量に喀血した場合には、放射線科医師が出血の原因となっている気管支動脈を塞栓物で詰める止血術を行っています。
循環器内科 脳心臓血管センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 106 2.09 3.56 1.89% 70.07 パス
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 64 0.03 19.22 1.56% 69.44 パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 45 1.30 4.55 6.67% 75.41 パス
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 43 0.14 12.07 2.33% 69.43 パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心室中隔穿刺又は心外膜アプローチ 37 1.00 3.03 0.00% 63.97 パス
当院循環器内科での入院による主たる治療は、狭心症・急性心筋梗塞に対しての経皮的冠動脈ステント術となっていて、9割以上を占めています。また、全身血管疾患、特に下肢血管の治療に関してはカテーテルによる形成術・ステント留置術を受けられる患者さんが多くなっています。人口の高齢化に伴い、心房細動の患者さんが増加しており、心房細動のカテーテルアブレーション治療も多くなっています。当院では、外来で冠動脈CTやアイソトープ検査等を行い、入院では経皮的冠動脈形成術・ステント留置術、カテーテルアブレーション術のみ行い、入院期間が短くなるように努めています。
腎臓・膠原病内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 36 16.00 36.55 22.22% 74.88 パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 12 44.42 12.92 16.67% 67.50 パス
K6147 バイパス移植術(その他の動脈)
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
K654 内視鏡的消化管止血術
腎不全のため血液透析導入が必要な場合や、透析患者さんで内シャントが使用できない場合などは、内シャント設置術が必要です。手術は専門医である心臓血管外科の医師が行います。内シャントの調子が悪く、その原因が狭窄である場合は、循環器内科医や心臓血管外科医がシャントのカテーテル治療である経皮的シャント拡張術・血栓除去術を行っています。内シャント手術を行う場合、吻合する血管が乏しいときには、常勤している心臓血管外科医がすぐに対応して人工血管を用いた血管移植術やバイパス移植術を行うので、患者さんにとってはとても安心です。腎不全の治療で、CAPD(連続携行式腹膜透析)を選択したときはカテーテル挿入術を行います。それ以外の手術は、合併症の治療に要した手術です。
内分泌・代謝内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K654 内視鏡的消化管止血術
K386 気管切開術
K2762 網膜光凝固術(特殊)
K300 左鼓膜切開

上部消化管からの出血に対して内視鏡的に止血した糖尿病患者さんの血糖管理を当科で担当することがあります。呼吸機能が低下し自力で呼吸できなくなって入院される患者さんを当科で担当することもあります。治療の一つとして、肺に空気を送ったり、痰を吸引しやすくするため、気管を切開しチューブを入れる気管切開があります。糖尿病で入院中に合併症の検査をして、眼の合併症が進行していた場合、眼科で網膜光凝固術を行いますが、眼の合併症を悪化させないために行う重要な治療です。
血液・腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K697-32ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として) 2センチメートルを超えるもの その他のもの 22 1.27 4.91 0.00% 72.64 パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 14 1.14 5.93 0.00% 74.50 パス
K6261 リンパ節摘出術(長径33センチメートル未満)
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) パス
血液・腫瘍内科で多い手術は、肝臓の悪性腫瘍に対する治療で、特にラジオ波焼灼療法による治療を得意としています。肝細胞癌だけでなく大腸癌や胃癌、カルチノイドなどの肝転移に対しても積極的に施行しています。体位変換や人工胸水、人工腹水などによる工夫を行うことで治療による合併症の危険を減らしており、他院ではラジオ波焼灼療法ができないと判断された患者さんでも治療ができることがあります。同様にカテーテルによる肝動脈化学塞栓術による肝細胞癌治療も並行して行っており、できるかぎり各種薬剤により苦痛の軽減を図るように努めています。白血病や骨髄腫、悪性リンパ腫といった造血器腫瘍に対する治療として造血幹細胞移植併用化学療法を行っており、移植のための幹細胞採取も行っています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) パス
K270 虹彩光凝固術


脳神経内科で手術を受ける患者さんは多くはありません。気管切開は、ご自分の力で呼吸することが難しくなり、人工呼吸器を使用することが必要になった患者さんなどに行っています。胃瘻造設は、口から食事をとることが難しくなった脳梗塞や変性疾患の患者さんに行っています。胃瘻造設、気管切開を受けた方は、その後ご自宅へ戻ることが困難なために転院される方が多くなっています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 10 0.00 45.70 10.00% 0.00
K300 鼓膜切開 パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの
K7151 腸閉塞症手術(腸重積症整復術)(非観血的)
K386 気管切開術
腸重積を整復できなかったお子様、あるいは、腸閉鎖症のお子様をお預かりした場合も、すぐに院内で活躍している小児外科専門医に紹介するため、安心です。また、胃瘻造設が必要と判断されるお子様にも当院で胃瘻を造設し、その後の栄養管理に活用して頂いております。
外科・がん医療センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 153 1.34 4.36 0.00% 60.82 パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 94 1.03 1.88 0.00% 44.45 パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 84 0.98 1.39 0.00% 28.38 パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 83 4.36 9.94 3.61% 73.60 パス
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 74 0.20 3.65 0.00% 30.26
胆のう炎や胆石症、あるいは、胆嚢ポリープに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多くなっています。胆嚢炎発症後(入院後)、できるだけ速やかに手術を行う場合と、炎症が非常に強い胆のう炎ではまず内科的治療で炎症を改善させ、一旦退院後、改めて再入院して頂き、手術を行う場合とがあります。鼡径ヘルニアの患者さんでは、非常に御高齢の方や多くの持病をお持ちの場合、安全性を優先して、しばしば局所麻酔下に鼡径ヘルニアの手術を行います。ただ、鼡径ヘルニアの場合、お腹の中からの方が腸が出てくる穴を確認しやすいこともあり、全身麻酔下に腹腔鏡を用いてふさぐ穴を確認する腹腔鏡下鼡径ヘルニア手術も多く行っています。いずれの場合も入院期間は3日程度です。当院では、小児の患者さんが多く、ヘルニア手術や腹腔鏡下鼡径ヘルニア手術を受けられる患者さんの平均年齢が若くなっています。一方、当院では、大腸(結腸)がん、胃がん、肺がん、膵がん、肝がんなどのがん種に対しても積極的に腹腔鏡手術を行っています。ただし、その実施にあたっては、安全性と癌の根治性を最優先しています。大腸(結腸)がんに関しては、ほとんどの患者さんに腹腔鏡手術を行っています。通常、術前日数は2日間ですが、近年ご高齢の方や腸閉塞を来して受診される患者さんが増えており、良い状態で手術を受けいただくために術前に処置を行ったりするため、平均術前期間が長くなってきているものの、術後は早く元気になられるため、平均術後期間は短くなっています。少数ながら、術後のリハビリのために転院治療される方もいます。虫垂炎のほとんどの患者さんに、臍部の小さな創より腹腔鏡下手術を行っていますが、体への負担が少ないだけでなく、臍部の創は月日の経過とともに目立たなくなるという特徴があります。
心臓血管外科 脳心臓血管センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 35 0.03 1.06 0.00% 64.89 パス
K610-3 内シャント設置術 29 1.28 6.00 13.79% 74.21 パス
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 21 2.20 12.05 9.52% 80.35 パス
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴う)) 18 2.65 11.65 5.56% 68.94 パス
K5551 弁置換術(1弁もの) 15 7.14 18.00 6.67% 71.29 パス
当院の心臓血管外科は多種多様な心血管病の診断と治療を担当しています。特に急性心筋梗塞や急性大動脈解離、大動脈瘤破裂といった緊急性のある疾患については循環器内科と緊密に連絡を取り合い、24時間体制で対応しています。特徴として、質の高い手術を行うとともにできる限り体に負担をかけない、いわゆる低侵襲手術を行うことに力を入れています。人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術や自己弁を温存する弁形成術、大動脈瘤に対するステントグラフト治療がその代表です。
特にステントグラフト治療には力を入れており、手術数は300例を超え、福井新聞で紹介されるに至っています。2018年4月には最先端の放射線透視装置を備えたハイブリッド手術室が完成し、より高度で精度の高い治療が可能となりました。福井県内で唯一の胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医が在籍する施設であり、その責務は大きいと考えています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 103 3.42 26.29 90.29% 80.54 パス
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術 79 1.34 8.39 10.13% 52.18 パス
K0811 人工骨頭挿入術(股) 51 4.60 18.19 82.35% 81.26 パス
K131-2 内視鏡下椎弓切除術 41 1.00 9.07 4.88% 69.00 パス
K0462 骨折観血的手術(下腿) 38 3.13 20.63 55.26% 49.03 パス
整形外科で最も多い手術は大腿骨に対する骨折観血的手術です。特に高齢者の代表的な骨折である大腿骨転子部骨折がその多くを占め、寝たきりを防ぐために積極的に手術治療を行っています。福井県では多くの医療機関が連携した大腿骨頚部骨折地域連携パスを運用しており、当院は手術を担当する急性期病院となっていますので、ほとんどの患者さんは術後3週間程度で地域連携パスを用いて回復期病院へ転院して頂き、継続的にリハビリを受けて頂いています。2番目に多い手術は腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下椎間板摘出術です。当院には脊椎内視鏡下手術の専門医が常勤しており、腰椎椎間板ヘルニアはもちろん、4番目に多い脊柱管狭窄症に対する内視鏡下椎弓形成術も含めて様々な脊椎疾患に対して積極的に内視鏡下手術を行っています。内視鏡下手術は傷が小さいだけでなく、術後創部の痛みも少ないため、術後8~9日程度で退院可能です。3番目に多い手術は高齢者の代表的な骨折である大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術です。先ほどの大腿骨転子部骨折と同様、寝たきりを防ぐために積極的に手術治療を行い、術後ほとんどの患者さんは地域連携パスを用いて回復期病院へ転院して頂いています。5番目に多い手術は下腿骨に対する骨折観血的手術です。体重を支える骨であることから手術を行ってもすぐに歩行が可能となる訳ではなく、約半数の患者さんは20日ほどで転院してリハビリを継続して頂いています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 15 1.07 5.00 0.00% 47.20 パス
K333 鼻骨骨折整復固定術 13 1.00 1.00 0.00% 25.31 パス
K0842 四肢切断術(大腿)
K427 頬骨骨折観血的整復術 パス
K287 先天性耳瘻管摘出術
当科では、皮膚や皮下のできもの(腫瘍)、あざ(母斑)、怪我(火傷、擦り傷、切り傷など)、皮膚や軟部組織の癌やそれに対する再建(植皮、皮弁など)、顔面の怪我(骨折など)、手のできものや怪我(腱損傷、神経損傷、血管損傷、指の切断など)、先天性の外表の異常(耳や指の形態異常など)、眼瞼下垂、傷跡(醜状瘢痕やケロイドなど)、床ずれ(褥瘡)などの手術を行っています。手術の規模は、局所麻酔で日帰り可能なものから、全身麻酔と入院が必要なものまで様々です。近年では上記表順位一位の「ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)」(人工物であるシリコンのインプラントを用いた乳房の再建術)が、数年前に保険適応になったこともあり、手術数が増加してきています。当院では、多くの場合、二期的に手術を行っており、乳腺外科で乳腺切除と組織拡張器の挿入が行われた後に、乳房皮膚が十分に伸展されるのを待ってからシリコンインプラントを挿入します。1週間程度の入院が必要です。
脳神経外科 脳心臓血管センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 39 1.91 9.43 12.82% 79.14 パス
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 20 5.93 50.93 5.00% 62.93 パス
K609-2 頸動脈ステント留置術(CAS) 16 6.27 11.73 0.00% 74.36 パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 0.00 26.13 41.67% 78.63
K1781 脳血管内手術 10 1.75 11.50 0.00% 64.38 パス
慢性硬膜下血腫は、高齢の患者さんに多い病気で軽度の外傷を契機に発症しますが、最近、血液を固まりにくくする薬を服用される方が増えてきたため、増加傾向です。緊急手術の対象となる事が多く、当科でも救急搬送される入院患者さんの割合が増えてきています。頭蓋内腫瘍摘出術は、良性腫瘍では髄膜腫や下垂体腺腫症例が多く、悪性腫瘍は転移性脳腫瘍や膠芽腫の患者さんが多くなっています。手術は顕微鏡・内視鏡やナビゲーション、モニターを駆使して安全に行っています。悪性腫瘍の場合は化学療法や放射線(陽子線)治療を含む集学的治療が必要となります。頚動脈狭窄症に対してはカテーテルによる頚動脈ステント術を施行しています。近年、血栓回収術を含めカテーテルによる脳血管内手術の割合が増えており、救急搬送や他院から依頼された患者さんの治療を行っています。未破裂や破裂(くも膜下出血を合併した)の脳動脈瘤に対してはカテーテルによる脳動脈瘤塞栓術と開頭によるクリッピング術のどちらか安全な治療法を選択しています。H30年度からはハイブリッド手術室が運用開始となり、全身麻酔下にいっそう安全に治療を行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(3センチメートル~6センチメートル未満)
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 パス
K0131 分層植皮術(25平方センチメートル未満)
K0132 分層植皮術 25平方センチメートル以上100平方センチメートル未満
当科で行う手術のほとんどは、日帰り手術として外来で実施しています。翌日の経過確認が必要なものや、やや複雑な手術について短期入院で実施しています。さらに全身麻酔や入院が必要となる患者さんについては、形成外科などと連携して、患者さんが最適な手術を受けることができるように努めています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 75 1.85 5.63 1.33% 75.24 パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 35 0.63 1.20 0.00% 56.83 パス
K783-2 左経尿道的尿管ステント留置術 28 0.86 8.50 3.57% 74.64
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) 25 2.76 10.52 0.00% 73.84 パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 23 2.17 3.43 0.00% 62.57 パス
当院泌尿器科においては、悪性腫瘍に対する手術を中心に行っております。前立腺癌に対しては、保険適用となった陽子線治療も有力な選択肢の一つとしています。
産科・婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 69 9.12 7.20 0.00% 34.43 パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 66 1.18 4.62 0.00% 44.36 パス
K877 子宮全摘術 63 1.35 8.03 0.00% 49.37 パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 51 7.02 7.67 0.00% 32.00 パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 43 1.05 1.28 0.00% 38.70 パス
子宮付属器とは子宮の両側にある卵巣と卵管のことです。このうち卵巣は女性の体中で最も腫瘍(おでき)の種類が多い臓器です。がんの様なものもありますが頻度は低く皮様嚢腫(卵巣内に脂肪や毛髪がたまるもの)、子宮内膜症嚢胞(卵巣内にチョコレート色の血液がたまるもの)、そのほか唾液のような粘液がたまったり、尿のようなさらさらした水がたまるものなど良性腫瘍が多く見られます。これらの多くは薬物では完治しないので、腹腔鏡を用いて病巣部だけ摘出したり付属器全部を摘出したりします。腹部をほとんど切開しないので痛みも軽度で入院期間も短くなります。子宮筋腫などで子宮を摘出する手術には、お腹を10cm程度切開し子宮を摘出する方法(腹式子宮全摘出術)、お腹に一切傷をつけず膣から子宮を摘出する方法(腟式子宮全摘出術)、腹腔鏡を使って子宮を摘出する方法(腹腔鏡下腟式子宮全摘出術)があります。いずれを選択するかは子宮の大きさ、癒着の程度、経腟分娩の有無などを参考に患者さんと相談しながら決めています。近年出産数は減少していますが、高齢妊娠が増加しそのためリスク(危険度が高い)のある妊娠が増加していて、赤ちゃんに負担をかけないように帝王切開を行う機会が増えています。帝王切開による出産は自然分娩による出産より感染症、血栓症などの合併症が多少高くなりますが、経腟分娩が危険と判断される際に行うことが多くなっています。特に当院には総合周産期母子医療センターを併設しているため、緊急に(30分以内)帝王切開による娩出を必要とする妊婦さんが搬送されることがあり、その対応に当たっています。ここ10数年若年者の子宮の入り口に出来る子宮頚癌が増加しています。初期であれば子宮頚部円錐切除術といって、子宮の入り口の病巣を切り取り子宮本体を残す子宮頚部(腟部)切除術で治療し、その後の妊娠を可能とする治療があります。しかし、進行すると広範囲に子宮を摘出しなくてはならなくなります。当科では広範囲に子宮を取らなくてはいけない方でも、がんの範囲が比較的小さく将来妊娠を希望される方には、広汎子宮頚部摘出術を行って妊娠の可能性を残す手術も行っています。そのほか、子宮体部の悪性腫瘍も増加しており、そうした患者さんにも対応しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズ挿入)(その他) 374 0.21 1.12 0.27% 73.25 パス
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 45 0.16 5.69 0.00% 68.49 パス
K279 硝子体切除術 パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) パス
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの)
白内障に対する手術が最も多く、日帰りまたは1泊入院で治療を行っています。黄斑疾患、糖尿病網膜症、網膜剥離など硝子体疾患に対する硝子体手術がこれに次いで多く鳴っています。いずれの手術でも、患者さんが早く退院できるよう、体の負担が少ない手術を心がけています。また、眼瞼下垂など、眼形成手術についても積極的に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)) 32 1.31 3.31 0.00% 56.25 パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 27 1.00 8.70 0.00% 20.48 パス
K319 鼓室形成手術 22 1.27 5.00 0.00% 43.64 パス
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 17 0.65 3.24 5.88% 36.47
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 14 1.00 4.43 0.00% 54.43 パス
最も多い内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)に関しては、入院期間や術後治療の期間が短い、患者さんにとって満足度の高い手術を行っています。
鼓室形成手術は2000例以上の中耳、内耳手術経験をもつ専門医が精密な手術を行っています。
口蓋扁桃手術(摘出)はIgA腎症などの病巣感染症の方や年に5回以上高熱がでる習慣性扁桃炎の方などに実施しています。当院では成人の患者さんが多数を占めています。
扁桃周囲膿瘍切開術についてですが、扁桃のまわりに膿がたまっているときに早期に切開を行い、速やかな治癒をめざしています。
甲状腺悪性腫瘍手術(切除)ですが、甲状腺癌は、大きさ、転移の有無などにより、全摘手術、切除手術、あるいは、手術はせずに経過観察する、などの治療方法を選択しています。内視鏡下甲状腺切除術は当院では癌以外の良性疾患で実施しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 71 0.55%
異なる 38 0.29%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 125 0.97%
異なる
播種性血管内凝固症候群に関しては、「入院契機と同一」とは、患者さんが播種性血管内凝固症候群の診断で入院したことを意味しますし、「入院契機と異なる」とは、別の病気で入院したものの、入院中に播種性血管内凝固症候群を発症して、その治療に医療資源を多く投入したことを意味します。播種性血管内凝固症候群は重篤な病気や全身状態の患者さんに発生しやすいため、「入院契機と異なる」患者さんが多いことは、重篤な病気をもっている多くの入院患者さんを治療していることを意味しています。「入院契機と異なる」患者さんの入院時の傷病名の中で最も多い傷病名は血液疾患でした。
敗血症に関しても、同様のことが言えます。「入院契機と同一」とは、患者さんが敗血症の診断で入院したことを意味しますし、「入院契機と異なる」とは、別の病気で入院したものの、入院中に敗血症を発症して、その治療に医療資源を多く投入したことを意味します。当院では、入院の際にすでに敗血症の状態だった73人の重篤な患者さんの治療を行ったことを意味しています。
手術・処置等の合併症とは、手術や処置を行う場合に一定の割合で発生してしまういわゆる”医療ミス”を示すものではありません。「入院契機と同一」が0.97%とやや高い数字ですが、これは、最初から合併症の治療を目的に当院に入院された患者さんが多いことを意味しています。この中には当院の患者さんだけでなく、他の病院の患者さんに起こった手術・処置等の合併症も引き受けて、治療を行った数も含まれています。主な合併症として、透析シャント不全が66例、内視鏡手術後出血が12例、造影剤アレルギーが6例でした。「入院契機と異なる」とは、入院中に手術や処置等を行った結果、発生した合併症を意味していますが、0.01%と低値でした。手術・処置等の合併症をゼロにすることはできませんが、さらなる減少を目指すとともに、手術・処置等を施行する前には、患者さんや御家族に十分な説明を行い、御理解・同意して頂いた上で実施することに努めていきたいと思います。
更新履歴
2016/10/01
平成27年度 病院指標 公開
2017/9/29
平成28年度 病院指標 公開
2018/09/28
平成29年度 病院指標公開