褥瘡対策

褥瘡部会の活動について
 「褥瘡は看護の恥じ」と昔から言われています。褥瘡(床ずれ)は一晩で発生しますが,一度褥瘡が出来ると,それを治すのには大変な手間と時間が必要です。重症・寝たきり患者さんの増加による褥瘡発生の増加対策として、全国に先駆け,当院では平成13年8月に褥瘡部会を開設いたしました。

 

 当院では入院時に全患者さんに対して,病棟看護師が褥瘡発生の危険性を評価し,適宜患者さんにふさわしい看護ケアを作成するよう指導し褥瘡発生を予防しています。また,褥瘡の出来てしまった患者さんには褥瘡ラウンド(回診)を行っています。褥瘡ラウンドとは褥瘡部会員である医師(皮膚科・リハビリ科・形成外科等)・褥瘡認定看護師(WOCナース)・看護師・管理栄養士・理学療法士などがチームを作り,4-5名で毎週水曜の午後に病院内の入院褥瘡発生患者さんを往診して回ることです。褥瘡ラウンドでは,褥瘡の診察・軟膏処方だけではなく,褥瘡局所ケア・除圧マットレスの選択・栄養管理・体位交換・リハビリ法などをチームで検討し,病棟看護師に指導を行なっています。また,月1回の院内勉強会を実施し,病棟看護師の褥瘡教育レベルの向上も指導しています。

 

 褥瘡ラウンドの開始により,毎週ラウンド時に25名程おられた褥瘡発生患者さんが,現在では10名程に減少しています。ラウンドするたびに患者さんの褥瘡が良くなっているのを診るのが我々の楽しみです。今後も「褥瘡発生ゼロ」を目指して活動を続けて行きます。