あなたにピッタリの病院はここだ!ー初期研修編ー

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matsumoto

<福井県立病院での初期研修~後期研修>
私は2011 年4 月から2013年3月まで初期臨床研修医として、2013年4月から2015年3月まで救命救急センターで後期臨床研修医として福井県立病院で臨床研修を行いました。その中から少しではありますが、当院での臨床研修について私の経験をもとに皆さんにお伝えできることを書き記します。

当院の初期研修医には、救急外来において、1年目の1年間で1000人の患者さんを診察することを目標として課されます。ただ1000人の患者さんを診察するだけであれば、この医師不足のご時勢、目標を達成することのできる病院は少なくありません。しかし福井県立病院の良いところは、24時間常駐する救急専門医の監督指導のもと、研修医が自律性を持って患者さんの診療を組み立てるトレーニングを受けることができる点です。1000人の患者さんを診察して、1000回の適切なフィードバックをER診療のプロから受けることができる環境の整った救急外来は、全国を探しても決して多くはないでしょう。自分の診療が果たして正しいものなのか、患者さんを診察して帰宅させるまで自信の無いままに行う救急外来研修ほど怖く、危険なものはありません。その都度指導医からのフィードバックを受けることは、良質なトレーニングの場と同時に、何よりも大切にすべき患者さんにとって安全な医療の提供につながります。また、それだけ多くの患者さんを診ていると、救急外来で遭遇し得るおおよその疾患を経験することができ、少なくとも「聞いたことが全く無い」急性期疾患は、稀なものを除けばほとんどなくなります。患者さんの急変時、どういった疾患の頻度が高いのか、そしてどのように対応するべきなのかが頭と体に刷り込まれることは、これを読んでいるあなたが将来医師としてどのような道へ進むとしても、 必ず役に立つことと思います。

これだけ多彩な疾患をかかえた患者さんの診察に一つの病院で当たることができるのも、それを後方で支えている各専門科の理解があってこそです。当院の救急外来では、救急車含め、患者さんを断らない環境が整っています。各専門科の先生方は、夜中でも嫌な顔一つせず、救急からの入院患者さんを引き受けて下さいます。各科と垣根の低い良好な関係が築けているため、この規模の病院であっても、対人関係で余計なストレスを抱えることなく研修に臨めます。ただでさえ新社会人となって緊張した毎日を過ごしている初期研修医にとって、これは大変有難いことです。各診療科での個々の研修については記述する十分な紙面がありませんが、特に急性期疾患については、どの科で研修をしても十分な症例を経験することが出来ます。

救命救急センターの後期研修は、初期研修よりもさらにエキサイティングです。今まで受けてきたスタッフからのフィードバックを、今度はやる気のある初期研修医に自分が与える番になります。そのために日常的に文献や教科書から知識を整理してまとめることを要求され、それをアウトプットする場を頻回に与えられます。院内の初期研修医向け勉強会のほとんどを、救命救急センターの後期研修医が担当することとなっており、そうした場で研修医に「聞いてもらう」ための効果的なプレゼンテーションの技術も、ノウハウに精通したERスタッフの先生方から直々に教わる機会があります。日常診療では、もちろん毎日あらゆる主訴の患者さんを分け隔てなく診療する機会に恵まれ、新しい発見が無い日は無い、と言っても過言ではありません。ICLS、ACLS、PTSLといったシミュレーション教育も定期的に開催され、それらの全てで後期研修医は指導的なポジションを求められ、皆積極的に指導に当たっています。

アカデミックな活動としては、論文執筆や学会発表、勉強会の開催などが挙げられると思います。前2者については、疾患の数とバリエーションに不足のないERですので、臨床疑問を得る機会は豊富にあり、後期研修医は様々なテーマでの学会発表を国内外で行っています。論文執筆はややハードルが高く、本人のやる気にも依存しますが、論文執筆についても、経験のある指導医に多くの視点からアドバイスを受けることができます。私自身も、当院ERでの後期臨床研修中に経験した症例をもとに、米国の救急医学雑誌に処女論文を投稿し、掲載まで漕ぎつけました。

ER診療は広く浅いとも思われがちですが、浅いかどうかは別として、扱うテーマは非常に広範です。ER診療の研修を行う中で、皆さん自分の得意分野というものが出てくると思います。同じ福井県立病院の救急で研修をされていた私の先輩は、気道緊急をテーマにした院内講習会を後期研修の時に主催し、今ではそれが福井での年1回の恒例行事となって、福井県ひいては全国の救急診療の質の向上に貢献しています。私自信もその先輩に触発され、後期研修2年目の時に、救急超音波をテーマにした院内講習会を周囲の協力のもと主催し、今後も定期的な開催を予定しています。当院救急のスタッフの先生方は、このように自主的に新しいことに取り組もうとする者には、「とにかくやってみろ」の精神でどんどん背中を押してくれます。救急医として教育にも携わりたい、その能力を磨きたい、何か新しい活動に取り組みたいと考えている人には、自分の可能性を引き出せるうってつけの職場です。

ここまで読んで、一つでも自分の思い描く研修との重なりを感じた方は、是非見学にいらして下さい。都会からお越しになる人には地の利は悪いかもしれませんが、一度覗きに来る価値はあると思いますよ!

福井県立病院での3年間(江原 悠 先生)

 私は平成24年4月に大学を卒業し福井県立病院(以下当院)へ就職しました。数ある研修病院の中から当院を選択した理由は学生で見学に来た時に救急外来で当時の初期研修の先生方の働きぶりを見て感激し、初期研修でしっかりした救急初療対応を身に付けたいと思ったからです。

初期臨床研修制度が始まって久しいですが昨今高齢化、たらい回しなどを背景に救急医療の重要性が高まっており、臨床研修も自ずと救急を重視する方向性になっています。当院の救命救急センターは伝統ある北米型ERであり小児科、マイナー、精神科を含む全科の初療を救急科が担当します。初期研修医は救急外来で当直業務などを通して初期対応を学びます。1年目は文字通り一から教えていただかなくてはいけませんが、どの先生方も親切で決して威圧的ではなく何でも相談できる雰囲気です。救急外来の当直が月6回ありますが外来で診療する上で全例上級医に相談することが義務付けられておりその際に診療の根拠や手技などを丁寧に教えていただけます。もちろん医学的な項目だけでなく患者さんへの病状説明やコメディカルとのコミュニケーションなど社会人として必要な態度も身につきます。Walk-in・救急車問わず診療しますので忙しい中でのタイムマネジメントも鍛えられます。初期研修二年間で大方の症候には触れることができるのでその後の進路を問わず当院での研修で学んだことは無駄にはなりません。

ここで私が思う当院の魅力を紹介します。一つ目に講習会や研修会の豊富さが挙げられます。ICLS, ACLS, PTLS(外傷初期診療),FACE(小児の救急初期診療)、Journal club(特定の分野に関する多数の文献をレビューしスライド発表する会)など多数の指導を院内で受けられます。三次救急医療施設の豊富な人材、資材を使い研修医教育や院内研修に力を入れています。また後期研修医から初期研修医への講義が毎週のようにあり初期研修医を育てようという雰囲気が強いです。

二つ目に救急車を一切断らないことです。三次救急施設なので多発外傷はもちろんですが重症度に関わらず、また合併症の多い症例でも一切断ることなく受け入れます。このお陰で幅広い症例を経験でき非常に勉強になりましたし、医師としてのやりがいを感じました。 私は2年間の初期研修を終えさらに一年間救急科専属の後期研修医として当院に勤務しました。後期研修医になると患者さんの具体的な方針の決定や、初期研修医の指導もします。その中で自分に足りていないものに気づかされ最新の知見や文献に当たることでスキルアップができました。当院の救急部の特徴として根拠のあることは積極的に取り入れて良いという風潮があります。具体的には外来にエコーが5台程度ありベッドサイド手軽に超音波検査を行うことができます。近年救急・集中治療領域の超音波に注目が集まり多数の文献が発表されています。当院主催で救急超音波講習会と題して2015年2月に救急外来向けのベッドサイドエコー講習会を開催しました。私もそこで講師として参加でき非常に勉強になりました。このような若手医師の挑戦も快くサポートしてくださる当院救急部は素晴らしいと思います。

福井に縁もゆかりもない私を暖かく迎えてくださり医師としての船出を支えてくださった福井県立病院には感謝の思いでいっぱいです、この場を借りてお礼を申し上げます。 最後になりましたがマッチングを控えて就職先に悩んでいる皆さん、是非一度当院へ見学に来てください。そして研修の雰囲気を肌で感じてみてください、決して後悔しませんよ。

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