頭頸部腫瘍

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治療費

 

平成30年4月から頭頸部悪性腫瘍の一部が公的医療保険の対象となりました。
詳細はセンター窓口までお問い合わせください。


治療成績と副作用

 頭頸部腫瘍に対する陽子線治療の局所制御率は2年で80~90%と報告されています。これは、悪性黒色腫や腺様嚢胞がんの患者や、術後の局所再発といった治療が困難と考えられる患者も含めた成績です。また、頭蓋底腫瘍に対しては、軟骨肉腫で90%を超える治療成績が報告されています。脊索腫に対しては10年間にわたって経過観察を行った治療成績で、男性が65%、女性が42%という結果が報告されています。

 陽子線照射の回数が増えていくと、照射している部分の皮膚に日焼け様の変化が出てきます。舌、口腔粘膜が照射野に含まれる場合には、その部分に粘膜炎が起こってきます。そのため痛みが強くなり、食事摂取が困難になったりすることがあります。いずれも、照射が終了すると、少しずつ元にもどっていきます。

 照射後半年以上たってからおこってくる晩期障害は、発生率は低い(5%以下)ですが、一度おこるとやっかいな場合が少なくありません。発生する症状は照射部位によって異なり、例えば、眼球に照射されると白内障や視野欠損、視力低下などが起こる危険性があります。できる限り、晩期障害が起こらないように治療計画を作成しますが、がんを治すためには、画像検査で分かっている範囲ばかりではなく、がん細胞がひろがっている可能性のある部分も含めて陽子線を照射する必要がありますので、晩期障害の危険性があっても陽子線を当てざるを得ないことがあります。

 

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