初期研修医
プログラムの理念
どの科の専門医であっても、患者の初期対応ができる医師を養成する目的で、2004年度から医師臨床研修制度が始まりました。
当院ではそれ以前の1970年代から救命救急センターを中心として、一般的な疾患を的確に診療できる医師を育てる教育を行ってきました。長年の経験の中で学んだことや当院で研修を受けた医師達からの意見を参考として、改善に努めてきた研修プログラムがあります。それを基本として、経験すべき項目がすべて達成できるよう十分な配慮がなされています。
研修医が実力をつけるというためだけのものではなく、いついかなる場面でも患者さんのために役に立てる医療人を育成するとともに、患者さんから信頼され、たよりにされる医師を育成するという主旨を含めて作られたプログラムです。
研修目標
プライマリ・ケアに対処しうる臨床医あるいは高度専門医療を目指す臨床医、いずれにも必要な診療に関する基本的知識、技能および態度の習得を目標とします。
- 全ての臨床医に求められる基本的な診療に必要な知識・技能・態度を身に付ける。
- 緊急を要する病気または外傷をもつ患者の初期診療に関する臨床的能力を身に付ける。
- 慢性疾患患者や高齢患者の管理上の要点を知り、リハビリテーションと在宅医療・社会復帰の計画立案ができる。
- 末期患者を人間的、心理的理解の上に立って治療し、管理する能力を身に付ける。
- 患者および家族とのよりよい人間関係を確立しようと努める態度を身に付ける。
- 患者の持つ問題を心理的・社会的側面をも含め全人的に捉えて適切に解決し、説明・指導する能力を身に付ける。
- チーム医療において、他の医療メンバーと協調し、協力する習慣を身に付ける。
- 指導医、他科または他施設に委ねるべき問題がある場合に、適切に判断し、必要な記録を添えて紹介・転送することができる。
- 医療評価ができる適切な診療記録を作成する能力を身に付ける。
- 臨床を通じて思考力、判断力および想像力を培い、自己評価をし、第三者の評価を受け入れフィードバックする態度を身に付ける。
研修プログラムの特色
1978年から一般医科大学出身研修医を受け入れ、経験と伝統ある指導を行ってきました。
総合診療、高度専門医療のいずれも研修できる体制にあります。研修協力施設の診療所にて地域医療、血液センターにて予防医学研修等、救命救急センターにて救急医療の研修が可能です。
また、研修協力施設として福井県立すこやかシルバー病院、福井県こども療育センターでの研修が可能となり、今後増加するであろう、老人精神疾患や地域での障害児療育等の十分な研修も行うことができます。
