転院調整支援システム「CARE BOOK(ケアブック)」を導入

福井県立病院では、令和5年11月1日から、転院調整支援システム「CARE BOOK(ケアブック)」を導入し、オンラインによる転院調整を推進しています。「CARE BOOK」とは、転院を依頼する病院(当院)と転院を受ける病院(地域の連携医療機関)をクラウド上で繋ぐ転院調整システムです。

 

1.導入の経緯

当院では年間多くの転院調整を行っており、1件の調整につき複数回の電話連絡を余儀なくされています。この問題は当院だけでなく、地域の連携医療機関にも同様の問題が生じており、お互いに著しい業務負担となっていると考えられます。こうした状況を改善し、当院および地域の連携医療機関双方の業務削減を図るため導入することといたしました。

2.導入により期待する効果

ケアブック

1)患者さんのメリット

 ・相談員による患者さんとの相談時間の拡大

2)当院および地域の連携医療機関のメリット

 ・転院調整業務の効率化

 ・チャット活用による伝達ミスの予防

 ・転院調整業務の質の向上

 ・転院決定までの期間短縮
 

これまでの当院と地域の連携医療機関との顔の見える関係はそのままに、お互いの連絡業務をより円滑に、効率的に進めていくことにより、更なる連携強化を図ってまいります。