臨床工学技術室

 臨床工学技術室は、臨床工学技士13名、事務員1名で構成されています。主な業務は血液浄化、手術室、不整脈治療、高気圧酸素治療、ME機器管理などです。また、各技士個人がより高度な専門知識を得るために、認定資格取得にも取り組んでおります。

 スタッフの認定資格(2024年3月1日現在)


     臨床工学技士       13名 
第2種ME技術実力検定  12名
透析技術認定士  5名
体外循環技術認定士  4名
三学会合同呼吸療法認定士  3名
IBHRE/CCDR認定  2名
植込み型心臓不整脈デバイス認定士  2名
     ペースメーカ/ICD関連情報担当者(CDR)       2名
認定集中治療関連臨床工学技士  1名
日本アフェレシス学会認定技士  1名
不整脈治療専門臨床工学技士  1名
臨床実習指導者  1名
DMAT隊員  1名

1 血液浄化療法室業務

血液浄化

血液浄化療法室、ICUにて血液透析や血漿交換、末梢血幹細胞採取、小児に対する血液浄化療法などの特殊血液浄化を行います。緊急の依頼にも対応しています。

 

2 手術室業務

 
人工心肺

人工心肺装置、自己血回収装置、神経誘発電位装置、植込み型ペースメーカー・ICD、腹腔鏡胸腔鏡装置などの手術に立ち会い、機器の操作、点検・管理を中心に業務に携わっております。

 

3 不整脈治療関連業務

アブレーション
アブレーション業務

カテーテルアブレーションの安全な治療を実現するために、各種周辺機器の操作をはじめ、3次元カラーマップ作成、心電図の読み取り等、カテーテル室スタッフの一員として業務に携わっています。

 
ペースメーカー ペースメーカー業務

ペースメーカーを移植された患者さんの定期的な外来でのチェックをはじめ、遠隔モニタリングでペースメーカーの状態を管理し、異常事態に迅速に対応できるよう努めています。また、手術やMRI撮像時の設定変更にも対応し、患者さんが安全に治療や検査を受けれるような体制をとっています。

4 高気圧酸素療法業務

 
高気圧



一酸化炭素中毒、空気塞栓などの疾患に対して、高い気圧の環境下で酸素を吸入させ、血液中の酸素量を増やして治療を行います。緊急症例に対応しており、平成30年4月からは慢性的な疾患に対しての治療も行っています。
 

5 ME機器管理室業務

 
ME機器


院内で使用している人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、生体監視モニターなどのME機器を管理し保守点検、修理業務を行っています。また、病棟でのラウンドを行い適正な使用がされているかチェックし、医療安全の強化にも努めています。