総合臨床検査システム

概   要:

 当院は高度急性期医療を目指しており、検査室では患者さんごとの検査結果を一元管理する総合臨床検査システムを導入、365日24時間体制で検査を行っています。2017年1月、このシステムを更新しました。同時にそれぞれの機器へ自動で搬送するシステムもリニューアルし、生化学的検査、免疫学的検査などを行う全自動分析装置を2台ずつ配置しました。これにより、迅速で滞りのない結果報告ができるようになり、緊急を要する検査は30分以内に結果を報告する体制を整えました。

 臨床検査は常に正確性と迅速性が求められますが、検査室内での精度管理に加え、日本医師会や日本臨床検査技師会が主催する精度管理プログラムにも積極的に参加し、検査の正確性を追求し「質」の高い検査情報を提供するとともに、最新の検査機器を使用することで迅速性も兼ね備えた検査結果の報告を心掛けています。

検査項目:

○生化学的検査                                                                                      AST・ALTなどの肝機能検査、LDLコレステロール(悪玉コレステロールといわれているもの)、中性脂肪など40項目を測定

○感染症免疫学的および肝炎ウイルス関連検査                                                      B型肝炎ウイルス(HBV)・C型肝炎ウイルス(HCV)抗体検査やエイズウイルス(HIV)抗体検査など6項目を測定

○腫瘍マーカー検査                                          前立腺特異抗原(PSA)、癌胎児性抗原(CEA)、CA19-9など7項目を測定

○内分泌学的検査                                              甲状腺刺激ホルモン(TSH)、甲状腺ホルモン(FT3・FT4)の3項目を測定

総合臨床検査システムの全体

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全自動生化学分析装置

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全自動電解質分析装置

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全自動免疫測定装置

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検体搬入ユニット

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