緩和ケア病棟
愛とやすらぎのフロア
私たちは、痛みや不快感、つらさを抱えながら生活する方のお役に立ちたいと考えています。
患者さんの希望や意思を尊重し、ご家族と共におひとりお一人がゆったりとお過ごしいただき、貴重な日々をその人らしく生きることへの支援を行っています。
痛みやつらい症状がコントロールされてきた時期は家庭復帰をしていただき、ご家庭での生活を大切にされることを目指しています。
入棟までの手続き
緩和ケア病棟への入院のご希望については、
- 当院の外来に通院中の方は、主治医の先生にご相談ください。主治医が緩和ケア入棟申込書にて連絡いたします。
- 院外（他院）からご紹介の方は、紹介状をご持参の上、該当する診療科に提出してください。がん相談窓口を設けていますのでお気軽にご相談ください。
- 当院の一般病棟に入院中の方は、主治医にご相談ください。
- 主治医からの入棟申込書が届き次第、患者さんとご家族の方には緩和ケア病棟の見学をしていただきます。
- 入棟を希望された患者さんには、入棟日時に関して後日連絡いたします。
緩和ケア病棟入棟基準
- 悪性腫瘍または後天性免疫不全症候群の診断を受け、医師から自分の病名・病状の説明を受けている。
- 患者さんご家族の双方が緩和ケア病棟への入棟を望まれている。
- 患者さんのやすらぎにご家族のご協力の同意が得られる。
よくある質問
＊どんな事をするのですか？
- 薬剤を使用して痛みやだるさなどのつらさを楽にします。
- 入浴、リラクセーションなど、心地良く感じていただくケアで、気分を和らげます。
- アロマオイルによる芳香浴や入浴で心を癒します。
- 平日の午後３時ごろにボランティアによるティータイムを行っています。
- 不安に思うこと、心配していることなどを伺う専門の医師が診察します。どんなことも、一緒に考えましょう。
＊どんなときに利用すると良いですか？
- 積極的な治療後または治療の合間に、つらい症状を和らげたいときにご利用できます。
- 原則、ご本人とご家族が緩和ケアを希望されることが必要です。
- がん早期でもつらい時には、スムーズな自宅療養に向け、症状コントロールに活用されることをおすすめします。
- 一般病棟からの退院前に、体験入院もできます。
＊他の病棟とどう違いますか？
- 全人的な身体とこころのケアに力を注いでいます。
- 専門的な多くの職種でチーム医療を提供します。
- 苦痛を伴う検査や処置を少なくするようにしています。
- ご家族に対するサポ－トも行います。
- 外出や外泊ができます。
- ご家族が過ごしやすい設備があります。
- ペットの面会は、いくつかの条件と注意事項を満たしていただけば可能です。（面会対象、時間、詳しい面会条件などについては、緩和ケア病棟スタッフにご相談ください）
＊希望すればすぐ入れますか？
- 申し込みから入院までほぼ2週間以内で入棟できます。
- 待機時間を考慮して、事前の相談をおすすめいたします。
＊費用はいくらですか？
緩和ケア病棟として認可を受けている当院では、医療費は定額制です。- 一日当たり約50,510円×健康保険の自己負担率 が入院料です。（例えば、70歳未満で3割負担の方：1日約15,000円程度です）
- 一ヶ月の自己負担額が一定額を超えると高額医療費制度を適用できます。詳しいことは、医療サービス課職員にお尋ねください。
- 食事代、病衣、個室料、文書料などは、別途かかります。
- 部屋には多床室、有料個室（6,600円）、特別室（10,450円）、無料個室があります。詳しい条件などについてはご相談ください。