呼吸器内科

呼吸器内科の紹介・特色

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急性呼吸不全や重症肺炎に24時間いつでも対応

 緊急事態に迅速に対応し、快復後はかかりつけ医の先生方にお返しするように努めています。

がん病変診断率85%!

 呼吸器内科で扱う疾患で最も多いのは肺がんです。充実した内視鏡室を3階健診センター内に2 室有し、迅速細胞診(rapid on-site cytologic evaluation ;ROSE)を症例に応じて追加することで、令和元年度の呼吸器内視鏡でのがん病変診断率は85%と高水準となっています。最新の放射線治療装置(True Beam)を有し、陽子線がん治療センターも併設され最先端かつ高精度な治療を行っております。充実した外来化学療法室と緩和ケア病棟を備え、 安心して患者さんがご来院いただける体制を整えています。
 令和3年度からクライオバイオプシーが導入となりました。気管支内視鏡を用いてプローブを気管支末梢に挿入し、その先端を二酸化炭素で冷却し凍結させることにより、より大きな肺組織を採取することが可能となります。この生検法によって間質性肺疾患のより正確な診断を得ることができます。

感染症専門医2名+コロナ専用病棟で万全な体制

 当院は結核病棟、呼吸器疾患集中治療室、第1種・2種感染症病床、画像そして令和2年12月からはワンフロアの新型コロナ専用病棟(重症1 2 床、中等症2 0床)を有し、常勤感染症専門医2名が軽症から重症の呼吸器感染症の患者さんに対して万全の体制で診療を行っています。地域の医療機関からの緊急要請に対し、救命救急センター(ER)が2 4時間体制で迅速に対応し、患者さんや先生方のご期待にお応えできるよう最大限の努力をしています。 

遷延する咳でお困りなら

 2週間以上続く咳嗽患者さんで、治療の反応が悪い場合にはぜひ当科へご画像紹介ください。迅速な施行が可能な胸部CTに加え、呼気一酸化窒素ガス分析装置 (NIOX VERO)を用いて、咳喘息、アトピー咳嗽の診断・治療も可能です。長期の経過観察と治療を必要とする喘息、COPDあるいは間質性肺疾患への対応も得意としています。 

RCU、結核病床、第1種、2種感染症病床があります。

 当科は呼吸器集中治療室(RCU)を有しています。画像呼吸器状態が悪化すれば転室して通常の人工呼吸器に加えてマスク式陽圧人工呼吸(NPPV)を積極的に使用しています。このことにより、患者さんの苦痛軽減を図りながら、厳重な呼吸管理が行えます。さらに結核病床、第1種・2種感染症病床を持ち、専門的な診療を行っています。 

「新型コロナ専用病棟(重症12床、中等症20床)があります。」

 令和2年12月から8階ワンフロアで新型コロナ専用病棟が稼働しています。専用エレベーターで出入りし、一般病棟とは完全に分離していますので感染対策も万全です。

 
実績データ
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CareからCureへ
進行肺がんの治癒を目指して

診断精度と組織採取を向上させ最新の薬物治療に対応

画像 日本のがん死亡原因トップである肺がんの治療が今、大きく変わってきています。20年前には進行肺がんは抗癌剤治療を行ってもわずか予後は8ヶ月で、不治の病でした。しかし、2002年分子標的薬イレッサ®の登場により30ヶ月まで予後が延長しました。この治療を受けるためには、がん遺伝子の検索が必須で、がん組織を十分量採取する必要があります。当科は最新の呼吸器内視鏡装置に加え、2019年に発売となった超音波気管支ファイバー(BF-UC290F)を2020年度からいち早く導入し、診断精度と組織採取の向上を図っています。
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 さらには、2015年にオプジーボ®に代表される免疫細胞のプレーキを解除する「免疫チェックポイント阻害薬」の登場によって、がんの進行を抑える(Care)のみならず、治癒(Cure)の可能性もみえてきています。
 

設備

呼吸器内視鏡設備が充実!

  • 各種気管支内視鏡
  • コンベックス走査式超音波内視鏡(EBUS ‐ TBNA)
  • 局所麻酔下胸腔鏡
  • 仮想気管支鏡ソフトウェア
  • クライオバイオプシー
  • 呼気一酸化窒素ガス分析装置(NIOX VERO)
  • 睡眠時ポリソムノグラフィー
  • 病棟でのグラム染色および生物顕微鏡

診療(手術)実績

平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
新入退院患者数 1,149 1,278 1,326 1,387 1,105
平均在院日数 15.5 12.9 11.7 11.6 13.0
紹介率 121.1 126.9 115.3 110.7 105.9
逆紹介率 243.2 235 145.8 144 178.6
集中治療室入院数 29 34 30 35 35
緩和ケア病棟入院数 45 52 52 66 41
結核患者入院数(確定のみ) 24 34 28 27 15
呼吸器内視鏡件数 250 251 279 252 195

呼吸器内科入退院患者の疾患別件数(主傷病で集計)

疾患別 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
肺がん等の悪性疾患 489 539 564 601 504
肺炎(誤嚥性肺炎を除く) 120 106 120 97 135
誤嚥性肺炎 65 68 56 95 44
間質性肺疾患 65 68 57 71 71
気胸 35 42 52 42 29
結核(疑いを含む) 27 37 34 28 19
非結核性抗酸菌症 23 26 34 24 17
気管支喘息 27 31 23 26 6
気道出血 6 16 15 16 7
睡眠障害 18 28 34 32 13
その他 274 317 337 355 260
合計 1,149 1,278 1,326 1,387 1,105

対象疾患名

肺がん・その他肺悪性腫瘍、気管支喘息、COPD、気管支出血、呼吸器感染症(肺炎、肺化膿症、膿胸など)、急性・慢性呼吸不全、遷延性・慢性咳嗽、抗酸菌症(肺結核、肺非結核性抗酸菌症など)、気胸・胸水貯留・胸膜疾患、間質性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群
 

施設認定

  • 日本呼吸器学会認定研修施設
  • 日本感染症学会認定研修施設
  • 日本呼吸器内視鏡学会認定研修施設

医師紹介

外来担当医師表