福井県立病院

県内小児医療の中心機関として救急医療にも迅速対応

周産期医療、救急医療から難病・先天性疾患まで広く対応しています。

急性期から慢性期までの一貫した小児医療 福井県の小児急性期医療の中心

　当科は、福井県内の小児医療において、一次から三次救急まで対応する急性期医療の中心的役割を担っています。母子医療センターでは、超低出生体重児や小児外科疾患などの重症児に対する高度な周産期医療を行っています。また、発達障害児や医療的ケア児など慢性期の患児の受診も多く、隣接する福井県こども療育センターとも密接に連携して、療育・療養を支援しています。小児医療の高度化、専門化に対応し、各スタッフの専門性を生かして、アレルギー、免疫、感染症、循環器、神経、内分泌、代謝、遺伝などを主とする専門的医療も提供しています。 

24時間対応の救急医療 

　小児一般病棟入院児の半数以上は、夜間や休日の救急外来からの入院です。三次救命救急センターを併設しているので、急性呼吸不全、痙攣重積、交通外傷などで生命の危険性がある場合でも、救急医と協働して24時間体制で対応しています。状態回復後は、リハビリテーション、心理的サポート、地域の先生方や行政機関との退院調整など、幅広い対応を行っています。 母子医療センターは総合周産期母子医療センターに指定されており、多くの紹介入院を受け入れています。周産期新生児専門医研修施設にも認定されており、周産期医療を担う人材の育成にも努めています。

小児悪性腫瘍に対する陽子線治療

　高度先進医療である陽子線照射は、小児悪性腫瘍に対しても保険適応となっています。当院は全国でも数少ない小児に対する陽子線治療が行える施設です。小児科では、当院陽子線がん治療センター、福井大学医学部附属病院、金沢大学附属病院などと密接に連携し、神経芽腫や脳腫瘍をはじめとする小児悪性腫瘍に対して、陽子線照射やこれに付随する化学療法を行っています。

実績データ

専門外来日程・担当