放射線科
放射線科の紹介・特色
正確な画像診断と高度なIVRに24時間対応
CT、MRを中心とした画像診断と循環器および脳神経領域以外のIVR(Interventinal Radiology)を担当しています。
画像診断部門
最新機器を駆使した正確な診断を、迅速かつ柔軟な体制で実施しています。
緊急検査にも即時対応
3台の多列(64列2台と256列1台)と心臓用、コーンビーム付き血管造影装置、IVR-CT付き血管造影装置を備えます。2025年1月から新たにGB社製の最新鋭のデュアルエナジーCTを導入しました。より正確で確実な心臓CT検査をはじめ、全身の様々な部位の撮影において最先端の画像を患者さんに提供できます。検査室内では大型プロジェクターで大自然の風景動画を再生し、検査を受ける患者さんに安心してもらえる空間を設計しています。院外予約に関しましては特殊な場合を除き、ほぼご希望の日時に施行可能です。また即日検査にも臨機応変に対応しますので入退院支援センターまで是非ご連絡ください。
3T(ステラ)MRI装置2台体制へ
2024年1月よりAI(人口知能)を搭載した3T(ステラ)MRI装置2台体制となりました。現在はGE社製とPHILIPS社製の最新高磁場機種が稼働しています。画像はより鮮明になり検査時間も大幅に短縮され患者様の負担も軽減しました。また検査中も閲覧できる動画を備え、検査室天井には森をイメージした大型LED照明に加え待合室にも青空をイメージしたスカイライトを設置しました。MRI室全体が明るく圧迫感も軽減され閉所が苦手な方やお子様にも好評をいただいております。
AI画像診断支援および読影レポート管理システムの導入
当院では2021年に画像診断システムを全面更新し、他院に先駆けてAI(人工知能)画像診断システムを導入し逐次更新しております。最終的な診断は画像診断専門医が行いますが、肺結節や骨折などのスクリーニングや経時変化の確認など画像診断を行う上で欠かせないツールとなっております。また画像報告書の未読による医療事故が時折報道させ問題視されていますが、未読・既読管理や検査目的外の偶発的な重要所見が発見された際には電子カルテ上にアラートが表示されるようなシステムを構築し医療事故の防止に努めております。
血管系・非血管系IVR部門
体内画像を最新装置で映しながら、高度な治療を安全に行っています。
心臓(循環器内科医担当)と脳(脳神経外科)以外の全身を担当しています。悪性腫瘍に対するカテーテル治療や外傷などによる止血術、術後出血や産科出血などほぼ全身の止血術に即時対応可能です。また、血管造影装置と一体となったIVR-CTを備えており、超音波のみでは施行困難な難易度の高い生検やドレナージなどにも対応しております。
ステントグラフト関連IVR
心臓血管外科と共同で胸腹部ステントグラフト治療を行っております。ステントグラフト実施指導医も複数人おり常時対応しております。また平成30年4月からは血管造影装置と一体となったハイブリット手術室が整備され急を要する大動脈破裂も積極的に受け入れております。
読影カンファレンス

どの施設でもカンファレンスシステムと部屋の確保は大問題です。大画面は使いたいがプロジェクターは解像度が問題、画像と電子カルテは瞬時の参照は必須で、病理や検査などの部門システムもすぐに参照したいし、その速度も重要です。当院では、この環境を放射線科読影室に実現しています。高速な読影端末と電子カルテを直接大画面液晶モニタに出力し、各部門はレポートシステムから各部門システムを瞬時に呼び出します。ノートパソコンの他、端末からも入力が可能です。また現在行われている室内のモニタ画面を出力することもでき、カンファレンス中に実際の手技に参加することも可能です。室内の間仕切りも可動式としており、大人数のカンファレンスでは拡張も容易です。肝胆膵、呼吸器や婦人科といったカンファレンスの他、院外のカンファレンスにも積極的に使用されています。
DICOM画像と個人情報
電子カルテあるいはからモニタ上に表示される画像自体にも個人情報が含まれています。一見何も個人情報が表示されていない画像にも重要な個人情報が内包されています。医療画像はと呼ばれる規格で通信、保存されます。これはコンテナフォーマットと呼ばれ、画像データの他に“タグ”とよばれる患者さんの個人情報、撮像された病院名(住所まで)や操作した放射線技師名までの多くのデータが含まれています。従って画像を扱う場合には、何も個人情報を表示されていない画面をなどの静止画像として扱うのが安全です。当院からお渡しする画像データもDICOM規格の他、画像として個人情報を消してお渡しする事ができます。
対象疾患名
画像診断部門
●全身全ての臓器、疾患が対象となります。各領域とも、院内他科の専門医と協力して診断を行います。
IVR部門
●全ての部位の止血術、腫瘍に対する塞栓術、画像ガイド下生検、ドレナージなどを行います。
施設認定
●日本医学放射線学会 放射線科専門医総合修練機関
●日本IVR学会専門医修練施設
●放射線科専門研修プログラム基幹病院
医師紹介
外来担当医師表
(※)当院では、新型コロナウイルス感染防止のため職員のマスク着用を徹底しております。
掲載の写真は2019年11月の撮影です。