救命救急センターの紹介

 福井県立病院 救命救急センターは、県内唯一の3次救命救急センター(厚生労働省がさだめた重症患者を受け入れる能力がある施設)です。昭和58年、当救命救急センター設立以来、わが国ではめずらしい北米型のER(emergency room)方式をとりいれ、日々軽症患者の診療から重症患者の救命まで、地域医療にあたってきました。

 北米型のER方式とは、救命救急専従医や当直医が診察処置をし、緊急度重症度を判定した上で、必要となれば各科専門医が引き続き緊急手術や入院治療を行うシステムです。

 わが国でもようやく近年になり、ER方式を取り入れる病院が増えてきました。このシステムは、24時間365日、当病院各科専門スタッフのバックアップがあってはじめて成り立っています。

 ただし救命救急センターは、救急医と当直医で運営しており、各専門科の外来診察を指名することはできません。