救命救急センター外来、時間外外来について
徒歩や自家用車などで来院された時間外の患者さんはまず、救命救急センター、時間外受付で受付をします。受付を終えると、看護師が問診(トリアージ)に参ります。そこで話を聞き、また血圧や脈拍を測定します。可能な方は、受付右側の自動血圧計で血圧を測って待っていてください。そのとき看護師が命の危険が差し迫った状態かどうか判断します。
もし、直ちに診察治療を開始しないといけないと判断すれば、他の待ち時間の長い患者さんを飛び越えて、直ちに処置室に入ることになります。たとえば、以下のようなものが当てはまります。あとは看護師が血圧や脈拍など測定して、極端な異常を認めた場合も、直ちに診察や治療開始となることがあります。
トリアージで優先順位が高い病気
- 話もできないほどの呼吸困難、胸痛、耐え難い腹痛(特に高齢者)
- 3ヶ月以下の乳幼児の発熱
- 人生最大の咽頭痛や人生最大突然の頭痛、吐血、下血
- 指の切断や、血が止まらない怪我、血が止まらない鼻血
- 腫れがひどく、色も悪く、耐えがたい痛みの怪我
- 80歳以上の高齢者の体調不良など
われわれスタッフは、待合室にも目を配り、常に緊急度の高い患者、重症患者が隠れていないかみていますが、上記症状等あれば申し出てください。ER方式の当センターでは、受付順ではなく、命を脅かす危険性が高い順番に診察治療いたしております。次に、救急車や紹介状を持たれている方の順番が早くなります。かかりつけ医のある方は、なるべく紹介状をお持ちくださるようお願いいたします。特に一般外来業務が休みである土日ともなれば、患者数も非常に多いため、努力はしておりますが、軽症の場合は長時間お待たせすることもありますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
通常の検診や慢性の疾患の対応は行っておりません。
風邪や軽い鞭打ちなど軽症の場合は、平日なら一般外来の受付時間である午前7時30分から11時までに受付し、通常の一般外来を受診してください。ただし、診察券がない方の受付は午前8時からです。土日の休みには、軽症の場合と判断できる場合は、なるべくかかりつけ医、当番医または二次救急当番病院を受診してください。とてもつらい場合は上記の限りではありません。
診療優先順位
- 生命を脅かす重症患者
- 救急車
- 開業医・他病院からの紹介患者
- 一般救急患者
- ※かかりつけ医のある方は、なるべく紹介状をお持ちください。