手術支援ロボット「ダヴィンチ」

当院では、2021年11月から手術支援ロボット「ダヴィンチ Xi(da Vinci Xi)」によるロボット支援下手術を行っています。

ロボット支援下手術とは

 患者さんのお腹にあけた小さな穴からロボットアームとカメラを挿入し、医師は患者さんに直接触らず、3Dモニターを見ながらロボットアームを遠隔操作することで手術を行います。
 直感的に操作できるだけでなく、手ぶれ防止など、ロボット独自の機能によって、正確で安全な手術が期待できます。

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ロボット支援下手術の特徴

体への負担が少ない

 お腹に小さな穴を数か所あけるだけなので、傷が小さく、出血や痛みも抑えられます。手術後の回復も早くなり、早期の社会復帰が望めます。

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手術部位が立体的で広く、鮮明に見える

 立体的な3Dモニターで手術部位を10倍にまで拡大して見られるため、細部の手術が正確に行えます。

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人の指先以上の精密な動きが可能

 ロボット支援下手術で用いる器具は人間の手よりも大きな可動域を持ち、手ぶれ防止機能もついているため、より高精度で安全な手術が期待できます。

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当院で実施しているロボット支援下手術

ロボット支援下手術の公的医療保険 適用部位
診療 2012 2016 2018 2020 2022
泌尿器科 前立腺 腎臓 膀胱 腎盂 副腎
尿管
消化器外科 食道

直腸
膵臓 肝臓
胆管
結腸
呼吸器外科
縦隔
胸腺
婦人科 子宮
心臓血管外科 心臓弁
耳鼻咽喉科 咽頭・喉頭
    :県立病院で導入/導入予定の部位

詳しくは、各診療科にお問い合わせください。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」に関する記事

福井県立病院広報誌『コンパス』

○第61号(2022年3月):メディカル機器トピックス
○第62号(2022年7月):食道(中央医療センター長 二宮 致)
○第63号(2022年11月):泌尿器科(泌尿器科主任医長 伊藤 秀明)

日刊県民福井『しあわせ広場』

○2022年5月24日:肝臓・膵臓のロボット手術
○2022年6月7日:大腸がん(直腸・結腸)のロボット手術
○2022年6月21日:胃がんのロボット手術
○2022年7月5日:婦人科のロボット手術
○2022年10月18日:食道がんのロボット手術
○2022年11月15日:ロボット支援下手術の看護