Q1 陽子線治療はどんながんでも治療できますか?
- 陽子線治療は、がん病巣に集中して陽子線を照射するため、局所に限局しているがんに効果があります。
しかし、すべてのがんが陽子線の治療適応(対象)となるわけではありません。
また、対象疾患でも陽子線治療が適応と判断されない場合があります。
詳しくは、当センターにご相談ください。
■陽子線治療とは
Q2 入院は必要ですか?
- 陽子線治療は、治療期間中に問題となるような副作用は少なく、体に負担の少ない治療ですので、仕事や普段通りの生活をしながら通院での治療が可能です。
ただし、患者さんの状態や、治療方法により入院をしていただくことがあります。
なお、遠方から来られる患者さんやご家族に対し、宿泊料金の割引や送迎サービス等を行う旅館・ホテルがございますので、詳しくは当センターにご相談ください。
■遠方から来られる方へ(宿泊施設の案内)
Q3 治療はどのくらいの日数がかかりますか?
- 陽子線治療は、月曜日から金曜日の週5日間、毎日通っていただき治療をします。
治療の期間は治療部位によって異なりますが、治療期間の短い患者さんで2週間、長い患者さんでは約2ヶ月間です。
■受診希望の方へ
Q4 治療中に痛みや副作用はありませんか?
- 陽子線の照射そのもので痛みや熱さを感じることはありません。
皮膚炎などの副作用はありますが、照射された場所に限られ、従来の放射線治療に比べて軽度となります。
Q5 転移があったら陽子線治療はできないのですか?
- 陽子線治療は、目的とする部位に集中して照射できることが特長です。
したがって、すでに転移して、がん細胞が広く散らばってしまった場合は、陽子線だけではがんを完全に治すことができないので、治療の対象とはなりません。
ただし、転移が3ヶ所以下の場合は陽子線治療の対象となる可能性がありますので、当センターにご相談ください。
Q6 以前に放射線治療を受けていると、陽子線治療を受けられないのですか?
- すでに陽子線治療が行われた部位に重ねて陽子線を照射すると、副作用が強く現れる危険性がありますので、原則として同じ部位に照射を繰り返すことはありません。
ただし、以前に放射線治療を受けた部位とは別の部位であれば陽子線治療をすることができます。
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